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超私的楽器論

0024: テルミン 物理的に見れば超シンプル&原始的仕組みの楽器

テルミン 物理的に見れば超シンプル&原始的仕組みの楽器 音響物理を少しでもかじった人にとってみれば、 静電容量の変化を可変周波数発信側に与えてピッチを作る ってだけ。それをスイッチで鍵盤にしたり圧電素子で電圧変化の値を作ったりすれば普通の鍵盤楽器になります。 演奏方法が不思議な印象を作る だけど、何もない空間で手を怪しげにひらひらする様子から、何か勝手に精神的な要素を感じてしまう人もいる危うさもあ […]

0023: マリンバ 女王感満載の超広音域の表現者

女王感満載の超広音域の表現者 (本格的には未経験) 演奏者とリンクするイメージ 木琴の仲間の女王、って勝手に思ってます。 黒髪ストレートな演奏者がクールに熱くパフォーマンスするイメージが勝手に頭に浮かぶからです。 個人的イメージなのです。 音響的にみてみると 音響的には振動が続きにくい素材を発音体にしてます。かつ、音を増幅する大袈裟な仕掛けも入れず、演奏者のパワーコントロールをそのままダイナミック […]

0022: ビブラフォン 吹部なのに100Vを必要とする鬼っ子

吹部なのに100Vを必要とする鬼っ子 (本格的には未経験) 100Vが必要=延長コードも必須 鉄琴ではなくビブラフォン。ビブラートの源泉は100V。延長コードも含めて楽器セットですね。 吹部では出番はそんなにないけど、多分どのバンドも持っているのではないでしょうか。 実はめちゃくちゃ凄いポテンシャル 左右一つずつマレットを持って叩けば演奏できてる風にはなります。 でも、真骨頂は和音。左右2本ずつ持 […]

0021:コルネット 楽器未経験者「なにそれ?」代表

コルネット 楽器未経験者「なにそれ?」代表 (未経験) さて、。中1でトランペットを始め、転校しました。 行った先ではトランペットがなんと一本も無い世界に!全員コルネット! コルネット…なにそれ 何それ?です。当時は本当に。 良く見るとちょっと小ぶりで、よく見るとベルに向かって広がる感じがなだらか。 それがそのまま音にも影響!? 実際影響しますね。チューバ、ユーフォのベルに向かったカーブと割とスト […]

0020: ティンパニ 音域=2つ。これで何百年

ティンパニ 音域=2つ。これで何百年 (未経験) パーカッションはヘルプ的に出入りして、演奏などもちょこちょこしてましたけど、これは叩かせてもらえず。 ↑いらすとやさんにありました。 こういう楽譜の指示がある、って良く知ってたな。 かなり原始的な楽器がそのまま現代に 恐らく歴史的には本当に初期からあった楽器だと思います。なんせ、平らなものを叩けば音が出る、それを空洞に貼りつければ大きな音に。それを […]

0019: チューバ 吹部の最低音を支える不遇の重さMAX巨大戦艦

チューバ 吹部の最低音を支える不遇の重さMAX巨大戦艦 丁度良いイラストが無かったの・・・ 間違いなく吹部を「支える」存在です。 でも、構造、奏法、色んな無理が詰まってます。ある意味不遇の存在。 でもでも。自分も吹いていましたが、その時に知っていれば!というポテンシャルに今頃気付いてます。もっと上手になって、バンド全体の音を変える!というところまで行けばよかったなー、と後悔してます。 まだまだ浮上 […]

0018: トロンボーン 男性の声に一番近く殺傷能力の高い楽器

トロンボーン 男性の声に一番近く殺傷能力の高い楽器   ↑いらすとやさん、ちょっとプロポーション変! 人間の歌声に1番近い、とも言われ、無段階調音も含めると、歌える楽器。さらに、攻撃的な音から柔らかい音までカバーできる表現力で、中音の覇者として様々なジャンルで…といったポジションの楽器です。 構造としては、いろんな意味で原初的な発明がそのまま残り、これらの特性につながってるのかな、と想像 […]

0017: ハープ 吹奏楽でもレア。引っ越し業者と呼ばれたとか呼ばれないとか

吹奏楽でもレア。引っ越し業者と呼ばれたとか呼ばれないとか (未経験) イメージでしか語れません 未経験、と一応かきましたが!大体未経験でしょ、の最右翼楽器だと思います。 そして「音大合格を戦略的に狙うぞ」的な楽器としても最右翼か。 これまで楽器イメージをお嬢さん度合いで表現してきましたが、お嬢さん度も最高レベルのイメージ。 全部主観ですが、この楽器に関しては当たっているかも。 成り立ちは原始的・・ […]

0016: キハダ 吹奏楽の呪い。儀式の道具にも使える幅広い楽器

吹奏楽の呪い。儀式の道具にも使える幅広い楽器 民音音楽博物館所蔵 https://museum.min-on.or.jp/collection/img/data/T00150.png 骨かよっ! パーカッションつながり、で強烈な印象の楽器を紹介します。 パーカッション界では、スネア大先輩に比べると出番は極端に少ない上に、場合によっては現代風の弟分に出番を取られる不遇の楽器。 弟分といっても、写真を […]

0015: スネアドラム 驚愕のテクニックを受け止める奥深さ

驚愕のテクニックを受け止める奥深さ パーカッション、にまとめずにバラで。 ドラムといえばドラムセット、という方には、なんでそれだけ取り出すの、と言われそうだけど、クラシック界隈はセットを使わずバラバラに置いてある事が多いんだから仕方がない。 さらにそんな理由だけではありません! 一つ一つが実は奥深い。今回はその奥深さをなんとか伝えてみたいです。 出会いは中一の春 トランペットで入ったつもりが、そこ […]