005:超欲しいの来ました!Cメロサックス!
物欲No.1に躍り出るCメロサックスの「新品」!!
色々と欲しいものが最近ないなー、の中で物欲刺激しまくりの商品を見つけました!
それが「プレイテック Cメロサックス」。
サックス族のオリジナルキーはCとF?
元々アドルフサックスが、現在のサックス族の量産を計画した際のキーは、CとF。
しかし、先に他の楽器が普及していた軍楽隊で使われていたキーが、B♭とE♭だったため、そっちに合わせた・・・
そんな歴史があり、今に至ります。
しかし、その隙間に出てきた楽器があったのです。
C-melody、略してCメロサックス
ピアノの譜面などを見ながら演奏をしようとすると、B♭、E♭の楽器だと移調読みや、楽譜の書き換えが発生します。
1920年代に酒場を中心にポピュラー音楽が盛んになってきたころ、ノンプロのプレイヤー向けに、大手メーカーもC調のサックスを投入してきました。
その後、禁酒法で(←どんだけ古い話だ!)酒場が一掃され、このC調のサックスたちも消えて行った・・・
今は、ビンテージ扱いで流通してます。
2nd楽器としてサックスが見直されてる今
主にサックスが数的に多く使われる現場は吹奏楽部が多いでしょう。
ここでは、C調のサックスはまずお目にかからない。
楽譜は移調譜(その楽器の『ド』が楽譜のドの位置に書かれる)が普通に使われ、読み替えはないし、専用のパートの譜面もないからです。
さらに、Jazz方面では、既にB♭、E♭が流通してるため、新たに違う調の楽器で始める人はあんまりいない、といった事情。
そんなわけでこれまでは活躍の場がない「幻の楽器」でした。
でも、音楽の敷居が少し下がってきた中で、手軽に遊べる管楽器としてサックスが見直されてます。
理由は、
・そこそこかっこいいのに、習得が速い
・練習さぼってもあまり技術が落ちない
・高校生が手が出せない価格帯なので競争相手が少ない
といったところ。
かつて吹いてました、と言う人が再度デビューするにもちょうどよいのです。
そんな記事も書いています。
しかし。
吹奏楽編成で遊ぼうとすると、結構大変。だからバンドで遊びたいねー、といったときに、このE♭、B♭が少々面倒なのです。
E♭だと、えーと音を2音半下げてだね、といった移調が発生し、書き直したり練習したり、とひと手間かかります。
そこでCメロサックス
とはいえ、アマチュアが遊びに吹くためにビンテージに手を出すのはかなりリスキーです。そもそも新品ほど簡単に鳴ってくれないし、メンテも大変。
ずいぶん前に、中国のメーカーがCメロサックスを作ってましたが、絶番だし・・・
そんな今!
音のプロなら誰でも一度はお世話になっているサウンドハウス。(さん)
サウンドハウスが展開する、超コスパの良い楽器ブランドがこちら。PLAYTECH!
http://www.playtech.jp/
そこから、令和の時代にCメロの新品が出たのです!
現在、物欲と格闘中です。少々危ないです。