002: 吹奏楽の部活の先輩、本当に上手?怖いだけ?

吹奏楽の部活の先輩、本当に上手?怖いだけ?

使用法を良く読んで正しくこのブログをお使いください。
はっきりと言えば、「下手」です。
いきなり攻撃的ですみませんが、事実をしっかりと把握することは大事です。

初心者から見て先輩は上手にみえます

ふつうの学校の吹奏楽部を考えてみます。
そこにいる人は、アマチュアということはもちろん、演奏歴もそんなに長くありません。
世の中の演奏家たちの中ではまだまだ、という人がほとんどではないでしょうか。
でも、先輩たちは上手に感じますよね?自分もそうでした。
となりに自分より上手な人がいる、というのは本当です。でも、その楽器を演奏する人たちはクラブの外にも日本の外にもそれこそ大量にいて、どう考えても身近な先輩が一番うまい人とは限りません。
「うちの先輩ゲキウマですっ!」
ってご意見はあると思います。確かに上手な人もいますが、まだまだ上がいることは知っておいて、より高い目標を持つのは良いことです。
自分が中学→高校→大学→社会人、と進んでいくと、常に一番うまい!というレベルも上がっていきました。
部活、という中で見ていては、本当の音に出会わずに済んでしまうことが多いと思います。上には上がいる、というよく使われる言葉は本当です。

聴いた音しか再現できない

また後で書きますが、
人は自分の出した音を聴いて、次に出すときに修正しながら上手になる
ということがあります。
吹奏楽で使われる多くの楽器は、息を入れれば誰でも同じ音が出る機械じゃありません。ほんのちょっとの唇の圧力、リードとの接地面の面積や場所、息の立ち上がりのスピード、などで音はいつも変化をします。その出した音を、唇やリードの加え方や息などで修正をしながら演奏をしています。

 

この「修正」というところがポイントです。何に対して修正するのでしょう。たぶん、いつもなら「上手だと思ってる先輩みたいな音」に修正するはず。なので、先輩の音がもし下手だったら?せっかく修正しても、そのレベルを超えられません。

 

この修正、ちゃんとした人間の活動のメカニズムが存在するのです。

003: 吹奏楽、上達のコツはフィードバック回路を知ること

↑こちらで、「自動的に音が修正されてしまう仕組み」が解説されています。

ちなみに、プロで自分の事を「上手い」と明言できる人はそんなにいないんじゃ無いかなー。まずは、身近な人を尊敬するのは大事です。でも、最高の目標じゃない場合もある、という事実は押さえておいてください。

ではどうするか。

非常に簡単です。
修正をする目標を、本物の音にすれば良いのです。
その方法も簡単。
CDを買ってくるのです…今すぐ自分の楽器の演奏が聴けるCDを…
↑↑これこれ。
そして、CDと共に、ちゃんとしたスピーカーで鳴らす環境も準備してください。
↑こちらに、値段もこなれてきたミニコンポを紹介しています。

先輩の音より「速攻で」良い音に出会いなさい

結論はこれです。
しかも、かなり早期に。
これから練習を積む時間、常に「本物の良い音」を頭に入れることが、上達の一番簡単で楽ですぐ効果が出て長持ちするコツです。
いいことばっかり!
ただし。Youtubeはだめです。スマホの小さなスピーカーで聴いても、自分の出す音のガイドにはなりません。
・・・ということで、今すぐあなたがやるべきことは、
CDを入手する
コンポをアマゾンでポチる
(親におねだりするのもあり)
です。
そして忘れてはいけません。先輩は下手、と攻撃的な表現をしました。でも、あなたが進むべき道の少し先を頑張っている尊敬すべき先輩なのです。共に切磋琢磨して、よりよい音を作っていくライバルでもあり仲間でもあります。みんなで上手になっていきましょう!

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