011: 吹奏楽練習法 具体的行動4 超スローモーション

吹奏楽練習法 具体的行動4 超スローモーション

楽譜を練習する時。
結構普通に頭から表示された速度でやってたりしませんでしょうか?
それでも、何度も吹いていると少しずつできるようになってくるとは思いますが、もっと近道があるんですよ。
表題の通り。
超スローモーション
です。

これは速い方がいい

 

超スローモーションどうやるの?という以前にもっと大事なことを先に書きます。

初心者が普通のテンポで何度やっても正確には吹けません

人間は怠け者です。面倒な練習で、少し結果が良くなると自分の音を過大評価します。できた、ではなく、できた気がした、と思いがち。もちろん自分もです。
できた、と思っているかもしれませんが、実際には、以下のような状況かもしれません。
  • 細かいところができていない
  •  一つ一つの音の長さが正確ではない(主に休符前)
  •  和声としての必要音量ができてない
  • 安定性が低く吹くたびニュアンスが違う
  • 他のフレーズや曲に成果を応用できない
これはかなり悲惨です。時間をかけて練習したのにこんなことを(こんなブログで)言われて腹も立つのは当然です。すんませんすんません。

同じ時間でもっと上達する

でも、これはもったいない。同じ時間を使うのであれば、或いは短い時間でもっと良い方法があればいいのに、ということで今回のテーマです。
同じ時間でもっと上達してもよいですし、目標のところまで短時間でたどり着けたら、別のことが残った時間でできます。
時間は有限です。ならば、余計なことをしないにこしたことはない。

超スローモーション練習法:原理と目的

原理は簡単です。ゆっくり吹けないフレーズは速いテンポで吹けるはずがない(吹けた錯覚は得られますが)。
目的は、速いフレーズでも、
  • 正確な音の長さ、リズム
  • 和声バランスも考慮し
  • 再現性が高く
となるようにすることです。

超スローモーション練習法:具体的な方法

メトロノームは必須です。特にこの段階では「吹ける」という定義の中に、正確な音の長さも入ります。これも後に書きますが、音の長さは音楽構成要素の中でかなり重要。かっこいいメトロノーム見つけました。

練習方法で気を付けることは一つ。でも手順を順番に

この練習方法は、苦手なパッセージがだんだんできるようになってくる反面、既にできていると思われる場所を通過するのが苦痛です。

でも、最初は必ず全部を確認してください。

そのあとに、できるところを省いていく。これだけを守れば必ず吹けるようになります。

  1. 2倍の時間、3倍の時間を設定。
  2. ゆっくりと楽譜を吹いてみる。
  3. それができた!と思ったら、少しずつメトロノームのテンポを上げる。
  4. 以下、2.3.を繰り返しながら、場合によっては指定テンポより少し速いテンポでも対応できるようにする。
  5. できるところを省き、フレーズ単位で。曲を通す必要なし。
これだけです。
倍の時間→吹く→吹けた→少しテンポアップ→繰り返し
です。

超スローモーション練習法:注意事項

③のできた!の部分。何をもってできた!とするか。ここをしっかりとしておかないと、完成に至らずやめてしまいことになります。重要なのは以下です。
  • 正確なリズムか
  • 正確な音程か
  • 正確な音量か
  • それぞれの音の精度にばらつきがないか
  • 和声を構成する場合正しい音量か※
  • 正確な音の長さを再現できているか
※和声の中で構成音による音程や音量の制御はかなり全体的な話で、要求レベルが高いのでこれは色々できるようになってから対応すれば良し。

超スローモーション練習法:利点

  • ゆっくりなら吹ける=自信につながる
  • じっくり楽譜を見るので正確な解釈ができる
  • 息の使い方で負荷がかかるので筋トレ効果
  • なにより楽譜を正確に吹く実績が積める。
  •  それが自分の引き出しになる
  • 確実に上達を実感できる
もし、吹けないのなら、まだ速度が速すぎなのです。もっともっとゆっくり。逆に、吹けているのにいつまでも遅い速度でやる必要はありません。また、通しでやらなくてもいい。端から順番にやっつけていけばいい。

非常にたくさんの項目になりました。でも、これは一つとして落とせない項目です。しかも、『音楽を形作る要素』の中の一部。これよりもっと遠く長い道があるんです。でも、これがベース。これができてないと先に進めない。

 

そんなわけで、今日からできる新しい練習法。やってる人はやってるかもしれません。やってない人は必ず時短にもつながるので、やってみてください。
上達すれば、パターンの引き出しが増えて、それこそいきなり初見でも正確に吹く、ということにつながります。



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