005: 吹奏楽練習法 具体的行動その1 3000円を用意してください・・・

吹奏楽練習法 具体的行動その1 3000円を用意してください・・・

いきなり怪しさ満点のタイトル!!

でも大丈夫。私はいただきません。自分のために使ってください。
(今回はちょっと長めですが、一回分で伝えきりたいのでご容赦を)

最初にするのは、CDを買ってくること

ここまで
で自分の知ってる音が『目標にならないこと』を確認し、
で、人間は『聴いた音の通りになること』が分かりました。
でそれを可視化してみました。
そうなると次にやることは簡単です。(今回のブログです)
それは、「自分が演奏している楽器の本当に良い音を知ること」です。
3000円ってのはCD一枚分のイメージです。もっと安いものもあります。これだけの投資は、今後の吹奏楽や楽器演奏の長い道のりを考えるとき、非常にコストが安い上達要素になります。
自分の楽器がフィーチャーされているCDを買ってきてください。フィーチャー、ってのは、その楽器の音がとことん堪能できるもの。例えば、オーケストラ曲のトランペット協奏曲とか。アンサンブルは楽しい感じですが、時々埋もれてしまう。できれば、1本の演奏の音が聴けるものが良い。

 

・・・ファゴット、バスクラ、バリトンサックス、ユーフォ、あたりはなかなか探すのが難しいとは思いますが、必ずあります。
ここまでで「スマホでユーチューブじゃだめなの?」という現代っぽい声が聞こえたような。

Youtubeではダメです。

なんでダメか。ダメポイントは以下。
 ●スマホの小さいスピーカーではしっかりと音全体が聴けません。
  ●ヘッドフォンもダメ。空気を振動させる全体的な音を確認できません。
 ●映像があると、意識が分散します。音だけのメディアで。
 ●iTunesなどで1曲だけを聴くのは、表現の幅が確認できません。様々な曲が入ったCDで。

 

ダメなことは上の理由でお分かりかと思います。ダメポイントの逆がCDです。CDをスピーカーで再生することで、自分が演奏しながら自分の耳で音を聴く形と同じ状態を作るわけです。もちろん、演奏者の手を見たい、姿勢を見たい、などの目的があれば動画を観るのもよいのですが、あくまでも「音をしっかり知る」ことができてから、にしてください

CDプレーヤー持ってない?=ミニコンポがいいんじゃないかな

なんと、最近の若い人の音楽環境で、CDプレーヤーをそもそも持ってない!ということが分かりました。確かにスマホでなんでもいけますけど、空気を振動させて空間に音を作る、ということはやはりちゃんとしたスピーカーが必要です。我々が扱う楽器は、そのように耳に届くのです。

なので、スピーカーは必要。といっても、PC用のちょっとしたアンプ内蔵スピーカーでは、しっかりと楽器の音を確認できません。

そこで!!↓↓

超攻撃的楽器 番外編 CD聴けといっても→ミニコンポ!

で紹介してますが、

  • スピーカーで聴くこと
  • ちゃんとした音響特性の出力があること

を満たすもの、さらに長く使えてそれほど高くないもの、として、ミニコンポをお勧めします。本当に今は良いものが安くなってるんですよ。これもお年玉で買ったり、お誕生日、進学祝いにおねだりしやすい。なぜなら、大人になるほど『ミニコンポ』にあこがれがあったので。

もう一つ、買うことのメリットがあります。

●「自分が選んだ」という自分への責任
●「自分のおこずかいで買う」ことで元を取る感覚
結構重要です。これにより、まずはやる気ができます。その上で、よりどころとなる音も手に入ります。自分への投資なので、頑張ってその分を取り返す!と考えるようになるものです。しみじみ最近そう思います・・・(別件で)

それでは、どうやって選ぶ?

選ぶ段階ではYoutubeでもいいと思います。ネットで自分の楽器をどんな達人たちが操っているか、を探るのもいいです。
楽器屋さんで詳しい人を捕まえるのもいい。もちろん先輩や顧問の先生でもいい。
ちなみに。楽器屋さんは詳しい人が多いのに、あまりしゃべる機会もないのでこんな相談は喜んでくれる人が多いです。
そこで、自分はこんなプレーヤーになりたい、とか、誰々みたいな曲が吹きたい、とか、なんでもいいので自分の思いを伝えてみてください。
でも、最後は「好み」です。そんなに知識もないうちにあれこれ探しても判断基準もない。
あ、格好いい!とか、すげえ!とか、楽しそう!とか直感でもいいです。
どうせ、レベルが上がって長年やってれば色々な知識も付きます。そこで目標を変更すればいい。

 

選ぶ時に若干の注意。

ジャンルの違いには注意が必要です。
吹奏楽と奏法が異なることがあります。吹奏楽部に属している間は、基礎となる音楽の類似性と基礎的な音楽知識を身に着けていただきたいので、クラシックの楽曲とクラシックの奏者であることが望ましいです。

 

例えば、サックスは、JAZZのほとんどのプレーヤーは、下唇を巻かないサブトーンという音の出し方をしてます。
こうなると、吹奏楽の編成でアンサンブルを乱す音色になってしまいます。

 

最後に大事なことが。

 

毎日聴け。飽きても聴け。
自分が上達してくると聴こえてくる音楽も変化するぞ。
勝手に色々な楽器のCDを並べてみます。変な話、これを無条件で選んでも良いわけですよ。自分なりの基準ができて、耳も鍛えられて、その時点でもっと自分の好みの演奏家が見つかったら、そこでまた買えばよい。



























ええと。だいたいのパートは拾ったかな?

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