吹奏楽 バンド全体の上達・新入生の戦略的パート分け・全員納得大作戦!
パート決め大作戦で、全員納得&バンドのレベルアップ!
学校のクラブ活動の吹奏楽部。毎年四月になると、ピカピカの新入生たちが入ってきます!
というのは初日。次の日から、
が始まります。
このパート分けに、しっかりと戦略を持つと、全員が納得しやすく、さらに結果としてバンド全体のレベルアップにもつながります。
全パート体験&プレゼン大作戦
答えをすぐ出してしまいます!
メニュー名の通り。大きく「プレゼン」と「体験」を組み合わせたイベントを設定することをおススメします。
これにより、
不公平感がなくなる
知識のない新入生も納得
不人気と言われる楽器の人気が上がる
バンド編成がスムーズですぐ練習に進める
バンド全体が良い雰囲気でスタート
という効果が得られます。
具体的な2つのやり方は後程。
なぜこの2つが有効か。体験を交えて説明します。
なぜ体験とプレゼン?
答えは簡単です。それは
新入生の音楽・楽器の知識は圧倒的に少ない
からです。
この状態でパートを選ばせても、たぶん知ってる楽器の中の「好きなもの」を上げるだけ。
中学一年生を想像してください。数か月前は小学生。彼らが、ユーフォニアム、バスクラ、オーボエ、バリトンサックス、が分かるでしょうか。さらに、それらの音楽的な意味。さらにパーカッションが何を担当するか。
これらを知らずに、少しだけ分かる楽器の名前を言ってもらったら、それはトランペットやクラリネットやフルートに集中するわけです。
この新入生たちに必要なのは、選択ができる情報を提示すること。それには、
楽器の正しい知識を与える=プレゼン
短時間でも実際に触る=体験
が重要なのです。
具体的なやり方(1)プレゼン
楽器の魅力だけではなく、大変なところも伝えたいです。これが納得につながります。もちろん、先輩たちがそのパートを選んだわけですから、魅力の方が多い。心配はいりません。
また、自分たちのパートの様子も重要です。頑張りタイプなのか?和気あいあいタイプなのか?どんな上下関係をうまく運用しているのか、のパート情報も。
- 楽器の音楽的特徴
- 吹奏楽でどんな役割か
- できれば楽器の歴史などの興味深い話も
- 習得する上での特徴
- 毎日どんな練習をするのか
- デメリットも
これに
- パートの雰囲気
を加えれば。⑦にならないんだよぉ。↑↑
ちょっと自分の楽器について、書いてみてください。ちゃんと説明できるでしょうか。
具体的なやり方(2)体験
プレゼンとどっちが先かなー、と思ったけど、知識がある状態で触った方がより理解が深まるかなー、とこの順番にしました。
体験といっても、初心者がすぐに音が出せない楽器もあります。そういうもんだ、という知識も先にあれば、それも「納得」につながります。
では、どんな体験が可能なのか。
(1)まずは持ってみよう
楽器の持ち方からもう新しい体験。この新しい体験ができるのは新入生の最初の時だけ。結構思い出深い出来事になるかもしれません。特に制服のボタンに気を付けてもらったり、キーのロッドに力が入らないように、などの注意が必要です。
でも!「ダメ!」と言わないように!先にやさしく説明すること。ここで怖がらせてもいけません。
(2)できれば音も出してみよう
簡単に音が出せない!というのも情報です。その時は笑うのではなく、どういう仕組みで出るのか、実際に先輩が説明と共に音を出してみてください。
また、マウスピースを使うものについては、しっかりと人数分きれいにした状態のものを用意して、使いまわしはしないようにしたいものです。そのことに嫌悪感を持つ新入生もいます(そのうち平気になるかもしません)。
ピーでもブーでも音が出たら、思い切り褒めるくらいのホスピタリティがあってもいいですね。
(3)先輩、出番です。でも選曲には注意!
新入生が苦労をしてる姿は、昔の自分。馬鹿にしたり笑ったりしないで、先輩としての心の広さを見せるときです。
そのふるまいに加えて、いよいよ、音を聴いてもらいましょう。
もちろん、その楽器が魅力的に思ってもらえるフレーズや曲を。決して吹奏楽の名作だけから選ぶのはNG。なぜなら、吹奏楽オリジナル曲を知ってるわけじゃありません。もちろん、オリジナル曲で魅力を伝えられる場合はそれもOK。
関西の中学校のトランペットパートが吹くものは決まってます。吉本新喜劇のテーマ曲。
(1)(2)を20分で、などと決める
これらの説明と体験、だらだらやっても新入生が大変です。なぜなら、説明する方は一つの楽器。体験する方は毎日違う楽器の情報。
説明10分、体験10分、などと決めてちゃんと時間を決めて実行したいものです。
全員全パートを体験させたいので、グループ分け
実際にこれをどう回すべきか。
全ての新入生に同じ情報があった方が望ましいです。そのため、効率的に回すため、例えば5人1組のグループを作り、A組はトランペットからスタート、B組はチューバから、などとスタート位置をずらして、ぐるぐる回る。
人数によっては数日かかることもありますが、それだけの価値はあります。1か月は長いけど、数日はかけてもよいイベントです。
これによって何が得られる?
一番は、知らなかった楽器を知ることができること。
これだけで希望の集中がやわらぐことが期待されます。
さらに、万が一どうしても第一希望の楽器の担当ができなくても、第二希望をしっかりと選んでおくことで、これも納得につながります。
ついでに。この数日で、全員の先輩との顔合わせが自然に行われます。こういうのもクラブ活動になじみやすい要素。
さらに得られる良いこと
希望にあふれて入部をしてくれた新入生。もちろん第一希望になれなかった子もいるかもしれませんが、単なる抽選や主観でそうなったのではなければ、次の一歩を納得して踏み出せます。
つまり、モチベーションが最初から高い。
結果、クラブのレベルも底上げされます。
なんだろう、この大発明感は。ぜひ、やってみてください。ついでに、どんな具合だったか、もコメント等に入れてくれるとうれしいです。