拝啓、悩めるバスクラ民さま。良いところ探しと演奏が堪能できるCD
知り合いのお子さんがバスクラを担当することになりました。いい選択だ!色んな意味で!
いらすとやさんにあるのだから間違いない
超私的!バスクラをお勧めする理由
バスクラ、恐らく入部の時に希望する中学生はほとんどいないと思います。
それは、人気が無いからではありません。
知らないから。
知ってもらえたら喜んで選んでくれる生徒も現れます。でも、それを知る機会がほとんどない。
せめて、知り合いのお子さん向けという狭い話題ですが、見ていただこうとこの記事を作ってます。
良いところを並べてみましょう。
1.しっかりと音楽を構成できる低音が出る
音楽に低音、これは重要です。
アンサンブルを構成するとき、低音が無いと音楽としては若干落ち着いた感じがなくなります。
男声アカペラはそれだけで成立しますが、女声アカペラは伴奏楽器が欲しくなります。
これは、低音があるかないか。
クラリネットの音色で、しっかりした低音が出せる。
これは、クラリネットや木管のアンサンブルを構成する際、非常に重要なパートを担うことになります。
ただ、邦楽はちょっと不思議で、低音の音程がある楽器があまりないんですよね。
2.クラリネットである
これも重要。
運指、発音のニュアンスがクラリネットと同じ流れの上にあるので、持ち換えの可能性も高まります。
また、音色の相性もクラリネットとしてクラリネットアンサンブルや他の楽器とも良い、と考えられ、楽しめる曲もたくさんあります。
3.かっこいい
真ん中の黒いボディ、上下のメタルの輝き。
単純に格好いいじゃないですか!
実際に、JAZZの世界でも格好いいプレーがたくさん行われています。
このブログの別メニューをご覧いただき、どんどん上手になっていってください。
001: 吹奏楽上達法 どんな楽器でも上達への近道の練習法はある!
4.マイナーな側面を悪用
普及数や経験者数がクラリネットに比較すると少ない、という事実。
これは実は演奏ということを考えれば、有利なことだらけです。
クラリネットの上手な人は、けっこう色々なところでみんなから憧れられます。
でも、これまでの経験で、「このバスクラ、上手だなー」と思える人にあまりで会えませんでした。
それだけにバスクラの上手い人、というのは非常に目立つことは間違いありません。
クラリネットの上手い人より人口が少ないので。
芸術学部に進む競争率も低い。
ジャンル的にもまだまだ展開可能な分野は多いです。
太い低音は、結構アニメでも効果的に使われるし、まだまだジャズの巨匠になれる枠も比較的空いてますぞ。
そんなこんなの魅力の音を聴くのが近道
まずは、「上手な音」を知らなければ、絶対上達しません。
005: 吹奏楽練習法 具体的行動その1 3000円を用意してください・・・
↑こちらで解説してます。聴くことが大事。
ひたすらバスクラCDを探してみました。
まずは。東京セレーノバスクラリネットアンサンブル【木炭】さんのCDです。クラリネットアンサンブルの中の、バスクラパートの皆さんのユニット。非情に珍しいと同時に、楽譜やアレンジもこちらでは手掛けている。なんてバスクラ界のトップランナーなんだ・・・
そんでもって、おすすめは季節はまああれですが、これですね。
こちらは既にVol.4まで出てきます。
こちらはフォロワーさんからお勧めがあった大友幸太郎さんのアルバム。ソロです!音そのものを堪能できる最小構成。勉強したい人にはぜひ聴いていただきたい。
David Murrayはジャズの人。サックスも吹くし、さらにバスクラ、渋いっす。といいますか、私が混乱して手が出せなかった運指問題がどうなってるのやら。JAZZの割とエアリーな音に耳が慣れているのですが、こういう艶っぽい音は非常に新鮮でいいですね。
そんなわけで、主に一人に向けたブログでした。