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訓練手法3 不満点の犯人は誰だ!想像力で追い込め!
前までの手法で、様々な不満点が抽出できました。しかも、色々な立場を想定して出してあれば、かなりの幅、さらに当該立場以外の方にも共通する良い材料が出たかもしれません。
でも、改善点をすぐに出さない、もう1ステップ!
この後すぐに改善点を出させない、というのが重要です。もう1ステップ。
ここで改善点をすぐに出してしまうと、学生の中からも出てきたように、
不満点の反対=改善点
という簡単なことを思いつきがちです。
つまり、
- 駅は人が多い→(改善点)→人を減らす
- 通路が狭い→(改善点)→通路を広げる
などです。そうなれば確かに改善されます。でも、
という部分を提案側としては理解しておくと、より実効的な解決案になる確率が高まります。
では、どのようにするか。
改善をしていない犯人とその理由を探せ
それぞれの不満点の原因、犯人を探します。さらに、その犯人が改善しない理由を探します。例えば
- 鉄道会社が経済的理由で
- 会社が取得した土地が狭い
- 運営側が顧客の不満に気づいてない
- 会社が取得した土地が特殊な構造
- 駅が入っているビルの既約
- 法律
など、不満が放置されているには理由があるはずです。それには想像力を駆使する事。現場を想像し、その周囲の状況を想像し、そのバックボーンを想像し。
誰が放置しているのか。なぜ放置しているのか。
不満点←→発生理由、を対にして書き出すことで、改善点を考える時に、実効的なアイディアを絞り込みやすくなります。
今回のアクション
- 前回までに出した不満点を羅列
- それぞれの犯人、理由を書き足す
です。
前回からのつながり
おさらいになります。
- 駅の不満点を自分なりに見つける(想像・実地)
- 他の立場の人を想像して見つける(想像・実地)
- それぞれの犯人、理由を書き足す
これをやっておくことで、解決もより実効的なものになることが期待できます。
・・今日もいらすとやさんの絵に結局なってしまう・・・
↓こういうので描けばいいんだよね・・・
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