001: 発想力を伸ばす やはり『数』は正義

発想力を伸ばす やはり『数』は正義

発想力、というのはあるにこしたことはない、でもどういう能力なのか良くわからない、という認識が世の中では多いかと思います。

でも、発想力がすごい人、というのは存在します。凡人との違いは色々ありますが、まずこれが違う!というのを説明します。

その前に。

発想力の定義

広辞苑的には正式な説明はあると思いますが、自分なりに理解していることで表現すると、

課題に対し、多くの条件を考えて数多くの、現実的な解決案を考える力

という風に思っております。数多くこれが一つポイントだと考えて、説明してみます。

数が多いことが良い理由

というのを図でみてみます。

まずこれをご覧ください。

課題を出されていきなり大正解にたどり着ければそれはそれで良いことです。

大正解を一発で導き出す。素晴らしいです。

私は結構な期間、課題を何かの形にまとめる仕事をしているので、資料作成をするとき、外から見ればこの図のようにいきなり大正解を書いているようです。

実は、それは錯覚です。

頭の中ではあれやこれや考えて、その中から一つを書いている、という状態です。最終作業だけ見ると格好いいのですが、ぐるぐると頭の中は観光地のしつけのされない犬だらけのドッグランみたいなものです。

 

それでは、普通はどうやってるか。こんな感じが多くないでしょうか。

作業として、一つ解決案を出して、一息ついてしまう。でも、それは大正解じゃない場合がほとんど。

こんな仕事をしていては、なかなか良い成果は出せません。

いや、これでも出した人がいたとしたら、それは凄い。このあとのブログは特に読まなくても大丈夫です。

 

でも、少なくともたくさん出せれば?

もちろん、数打ちゃ当たる方式よりじっくり考えて案を出した方が良いのですが、自分だけの知識やスキルや条件設定や判断材料だけでは大正解にいきなりたどり着くのは難しい。

いくつか異なる案が出せれば、そこに大正解に近いものが入る可能性は高まります。

さらに、現実的には相手の条件や、その変化、見せる人の役職等によっては結論を少しずつ変化させながら落とす場合もあります。

なので、臨機応変に出し入れできる結論は数は多い方が対応しやすいことになります。

ゲームに限らず汎用的な能力

この世の中にはないものを形にして遊ばせるゲーム開発者などは、まさにこの発想力を駆使する必要があり、あーだこーだと頭をなやます日常を過ごしてます。

ゲームだから、ではなく、全ての企画業務で必要なあーだこーだ、だと思っています。

伝統的なサービスでは?

ひょっとしたら伝統的に続いているサービスでも、これまでと同じではなく、何か新しい工夫を入れたら新しい顧客がついてくるかもしれません。

こういった領域でも、発想力はプラスになります。

恐らく伝統的なサービスも、今の形に落ち着くまで、たくさんの取捨選択が行われていると思います。

であれば、現在の状況に合わせた変化を加えて生き残るのも、伝統を守る人の責任だと思います。

発想をする仕事・しないで済む仕事

毎日が発想力合戦みたいな職場にいる人と、決まった作業を粛々とこなす職場にいる人は、どちらがすごいとか言う事ではなく、ベクトルが違うことをしている部分も多いと思います。

どのベクトルの仕事をしている人でも、どこかに変化を求める場合、数多くの選択肢を出せてそこから正解を見つけられる方が望ましい、と思ってます。

そこで、このブログのカテゴリーでは、「発想力を伸ばす」ということを方法論としてまとめてみたいと思います。

まずは、数を出せる事

これはすごい人だ、と評価されている人たちの共通項は、『数を出せること』です。しかも短時間に。

これも、これからの連載を見れば、誰でもできる方法論が出てきますので、お待ちください。

自分はゲーム屋ではありますが、別カテゴリーのゲーミフィケーションでも説明している通り、やっている作業はベーシックには地味な作業です。その中でも、正解を出しつつけるために必要なのは発想力。そして、この発想力の使い道はもちろんゲームだけではありません。

ぜひ、色々な分野に活かしていただけるとうれしいです。

 

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