オリンピックでやりたい、日本的ITおもてなし(妄想編)
なにやら始まりました、TOKYOオリンピック2020。
思えば、「お・も・て・な・し」という言葉が象徴的で、裏ばっかりが目立ったスタート直前でした。
うまいこと言った風なことを書いてしまいました。すみません。
その前に、「国際的大ウソ」
そもそも前回の東京オリンピック。
これまで『体育の日』として休日になっていた10月10日が開会式でした。
かつての日本の10月は、雨も少なく、寒くもなく、まさに「スポーツの秋」。
では、2021年の死ぬほど暑い時期(ちなみに、学校ではほとんど運動禁止とされる気温です)で、いったい何やってんの?と。
答えは、「アメリカでおもしろいテレビがあるから」という超絶くだらない理由。
小学二年生が宿題先延ばしにする理由でほざいたら、ママからこっぴどく叱られる理由です。
ではどうしたか。
日本は「国際的にすぐばれる大ウソをつきました」です。
8月の東京って過ごしやすい、スポーツに最適、だと!?
日本人には運動禁止を言い渡し、国際的にはスポーツに最適。
既に誘致の時から、「裏」だったわけです。
招致委員会は十四項目からなる「立候補ファイル」を国際オリンピック委員会(IOC)本部に提出したが、その第二項目の「大会の全体的なコンセプト」には、
「東京での二〇二〇年オリンピック競技大会は七月二十四日(金曜日)の開会式に続いて、七月二十五日(土曜日)から八月九日(日曜日)までの十六日間で開催し、閉会式は八月九日(日曜日)に予定する。また、パラリンピック競技大会は八月二十五日(火曜日)から九月六日(日曜日)までの開催を予定する。この時期の天候は晴れる日が多く、且つ温暖であるため、アスリートが最高の状態でパフォーマンスを発揮できる理想的な気候である。」
との記述がある。
ウソにもほどがありますね。
国会に提出された資料です。
https://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/syuisyo/190/syuh/s190136.htm
実際は、高温多湿、アスファルトに囲まれた都市部での地面の温度は平気で50度超え。ゲリラ豪雨もあるし。
実際に出たアイディアは大喜利?
では、「おもてなし」でどうすればいいの?
ということで、色々な施策が次々出るかと思ったら・・・
かぶる傘
まずはこのかぶる傘。結構真面目だったのが、逆にびっくりです。
ちなみに、普通に売ってます。
この商品は、かなり実用に振ってる印象。でっかいのもあるぞ!
次に出たのはこれ。
朝顔
気温を下げる効果はないが、視覚的に涼しさを・・・←記事でも言っちゃってるし。
湿度を上げる効果はありますね。
さらに、どんどん枯れていく花をどう見せるのか、で色々な人が世話をしないといけない。水やりも毎日朝晩。
「視覚的にも涼しく」と設置された朝顔の鉢植え
Photo By スポニチ
打ち水
打ち水イベントで水をまく東京都の小池百合子知事(撮影・中山知子)
ニッカンスポーツより
他にもおばあちゃんの知恵的な・・・
冷却パック、水にぬらすと涼しいタオル、ミスト・・・全部、個人レベルで知恵を出してやってることばかり。
個人でできないことを、組織や権力がやらないでどうする!
じゃあどうする?というところからの妄想
ガキ大将のアメリカ君が、テレビみたいからイベントずらせ!と言ったわけです。
子分としては、それは尊重しないといけません。
なので、時期をずらす案は不採用。
そこで、日本的なITを駆使したおもてなしを考えました!妄想です!ネコ型ロボット的なものも含め!
(1)東京全部ドーム
東京ドームの考え方で、東京の山手線くらいのエリアを全部ドーム化します。
もちろん、中は冷房をガンガンに効かせる。排熱はエリアの外にしますので、排熱用の地下トンネルも整備します。
トライアスロンやボードの水エリアもすっぽりと覆ってしまい、期間中はむしろ一枚羽織るものを用意しましょう的な案内が出されるほど。
ゼネコンが力を結集すればできたでしょう。世界初の屋内型都市の誕生です。
そして、この技術を、多くの砂漠地帯や慣例地帯に普及させ、のちの火星基地の礎となります。
気にせず次のアイディア。
(2)バーチャルマラソンほか
いきなり、やればできるアイディア。
勾配の再現も可能なしっかりしたルームランナーを屋内で使います。
走る速度を測定し、そのまま選手たちの順位に反映。
VR空間上の東京の街並みの中を、アバターが走ります。
もちろん、それぞれの選手は、360度スクリーンで囲われ、前の選手だけでなく、後ろから来る選手にも気を付けながらレースを進めます。
レース中はサラウンドで街の音も聞こえるため、一人で走っている気はしません。
さらに、風が送られ、過去の天候記録から平均的な状態を再現、突然雨が降ってくるかもしれません。
でも、気温は18度に保たれ、理想的なマラソン環境が再現されます。
これは、後に多数の競技に応用され、これまた中東での開催にも光をあて、大きな日本型発明品としての産業になるでしょう。
全競技に対応できないので、まだセントラル方式の競技もありますが、このパッケージで対応できる競技なら、世界中どこでも参加でき、開催費用も抑えられます。
観客は、普通にこの映像を観ることができるほか、有料課金によって「選手目線」も楽しめます。
また、選手のアバターも、組織委員会が用意したものが気にくわない場合、これは選手側への課金で、目をパッチリさせたり、美肌にしたり、課金額と許諾によってはアイアンマンの姿で走ることも可能になります。
(3)屋内マラソン
いや、マラソンは実際のコースを走らねば、という声も聴こえてきました。
では、コース全体を建造物で覆ってしまいます。
都市全体を覆うよりも現実的。
恒久的な施設にしない場合、エアーを利用した、短期間で大きな空間を作れる技術があります。イベントや展示会などでも活用中。これを使います。
東京全部ドームよりも工期も範囲も小さいため、現実的です。
過酷な環境にも耐えるこの空気式自立ドームを連結し、42.195kmをすっぽりと覆ってしまいます。
これは、後に規模を超拡大し、自転車のレースなどでも使われるようになる予定。トンネルの側面は、走っている選手が光で表現され、巨大な広告エリアとなります。
トンネル内で観戦するのは、もちろん有料。
どんな天候でも気候でも開催できるため、色々なスポーツで使われる未来が待っています。
(4)京都の奥座敷の床的スタジアム
続いては、選手だけでなく観客も暑いぞ!ということに目を向けたアイディア。
グラウンドの下に冷水パイプを張り巡らせたりして、フィールドを冷やすこともできます。スケートリンクの構造をソフトに活用すればできそう。
でも、観客も大変。
ということで、スタジアムに入ったら基本は裸足になってもらいます。
床は清流が流れています。そこをばしゃばしゃと歩いて自席に。抗菌にも気を使い、無臭の抗菌作用のある薬剤が混ぜられてますので、身体には害がありませんが、一応飲まないでください。
席に着くと、足元にも清らかな水が流れています。そこに足を浸して感染。いや、観戦。
ビールと枝豆が似合います。コンコースでは、炉端焼き風にアユの塩焼きなども用意してあり、日本の文化を外国人にも楽しんでもらえます。
(5)日本海側からパイプライン
豪雪地帯とのコラボ。
雪害、と言われるように、雪は多くの場合やっかいもの。これを活用する案です。
豪雪自体に巨大地下貯蔵庫をたくさん作ります。そこに、冬の間に降った雪をためて、そこから東京までパイプを引く。
冷蔵庫の空気を隣の部屋に持って行く、というスケールの小さいことを、大きいスケールで実現。
冷蔵庫と違って、冷却に排熱が無いので、色んな意味で一石二鳥どころか、何鳥でしょうか。
パイプラインが引かれますが、これはうまく活用し、冷風が必要ないときには小規模の物流にも使えるようにします。
全部妄想ですが、妄想が全てのスタート
願望がスタートで発明は行われるのです。
だからこのブログが書いていることはきっと無駄にならないのです。