令和版ママレンジ!? パナソニックの究極UIミニクッカーで超速ご飯

令和版ママレンジ!? パナソニックの究極UIミニクッカーで超速ご飯

ママレンジ、という伝説の「本当に調理できる玩具」というものがありまして・・・

バンダイミュージアム ママレンジ

パナソニック ミニクッカー SR-MC03-Wは令和版ママレンジなのか!?

今回は、「研究して検討して比較して、でも買わない!」という自分には珍しく、ポチってしまった商品です。

ご飯炊くだけ、のミニクッカー、と称される商品。

まず目立つのは、ある意味究極のUIともいえる、「1スイッチ。以上。」という潔さ。

分かりますでしょうか。ちょっとアップにしてみます。

この令和の世の中で「炊飯器」でスイッチ1個だけ。UIとしてはまさに究極です。

対して、同じパナソニックの「プレミアム」なシリーズ。こちらのUIはまさにUI!何を言ってるんでしょうか!

このようなスクリーン付きで多彩な情報を操れる。確かにプレミアムです。

提供できる体験は同じ「ご飯」

これを買う前も、比較的シンプルではありますが、いわゆる炊飯器で炊いてました。タイマー設定や、炊き方の好みも多少は入力できるやつ。

でも、このプレミアムも含め、炊飯器の基本的なサービスは「ご飯を炊くこと」。

なのに価格は10倍もの開きがあるわけです。

この差はなんなんでしょう。

確かに「旨い」が「10倍旨い」かどうか

まさにこの通り。

10倍の価格で10倍旨い、1/10の分量のお米で10倍炊ける、などであれば自分もプレミアムに行くかもしれません。特に後者なら。

でも、自分の中では、従来の炊飯器も今回のミニクッカーもご飯体験としては十分及第点。

であれば、シンプルでいいんじゃないだろうか、となってしまったわけです。

シンプルで良いところ=楽

これまでの炊飯行動は、

・内釜に米と所定の水を入れる
・タイマーをセットする

(食べる)

(食べきる)

・内フタを外して洗う

・内釜を外して洗う

・本体内に落ちた水滴を拭く

です。今回は

・内釜に米と所定の水を入れる
・スイッチ入れる

(食べる)

(食べきる)

・フタを外して洗う

・内釜を外して洗う

となります。あれ。あんまり工程は変わりませんね。でも、炊きあがり時間を考えてタイマーをセットする代わりに、帰ってきたらスイッチオン、これが色んな意味で自由を感じられ「楽」になるのです。「すぐ炊ける=タイマー不要」ということ。使ってみて実感しました。

また、内釜とフタが小さく軽いので、とにかく洗うのが「楽」。ちょちょちょっと洗えば良いのも「楽」。

味はどうなの?

レビューでは、「味もおもちゃのようである」的な厳しい評価もある一方、「商品性考えたら十分」という意見も。

指摘されているマイナスポイントで多いのが、「所定の水分量だと少し芯を感じて固め」「柔らかくしようとすると柔らかくなりすぎる」というもの。

実は、これは自分にとっては利点だったのです。

従来の炊飯器、CMなどでも、もちもち、とか、ふっくら、とかそんな印象の言葉が訴求点として使われます。

でも、結構自分は歯ごたえのあるご飯が好き。

このミニクッカー、ある意味「あっさり」炊いてくれて、コメの固形感をしっかり感じられて、むしろ好みだったのです。

さらに、翌日、残ったご飯でチャーハンを作ると、これが非常に相性も良い。

歯ごたえ好き&チャーハン好きの自分としてはラッキーです。また、カレーにもいい感じ。

求めているものを提供してくれる商品性

自分が求めているのは、予定した時間に炊き上がることよりも、食べたいときに炊き立てが食べられること。

そしてこの炊き立て。安い炊飯器でも、十分幸せは感じられるのです。

なので、色んな意味で十分だったわけです。

この「十分」を実現するには、「スイッチ1つ」で十分・・・ですが、もちろんそこは考えてあります。

UIとしてスイッチ1つ、を検証

必要なのは『炊く』という行為ですが、システム的にはもう少し分解して設計しないと、「炊きあがっても過熱が続いて、コメが炭化していずれ発火する」ということになります。当たり前のようですが、ある部分を人間にゆだねるとこういうリスクがあります。

システム的には、

システム始動(スイッチON)

(炊いている時間)

(炊き上がり条件確認)

システム終了(スイッチOFF)

という流れ。最初の一つ以外は、自動制御です。古くからサーモスタットやタイマーといったアナログ的な装置で自動OFFは実装されてきましたが、今はその制御は組み込まれたマイコンが担います。

ちゃんとここまでが設計されているので、「スイッチONを押すだけ」で良いのです。

ここまで語って「クッカー」について言及なし!

この商品、「炊飯器」とは書いてないんです。「クッカー」なのです。

取説やWebによると、

炊飯はもちろん、簡単な煮込み料理もできる
レトロデザインのミニクッカー

とあります。なに!レトロデザイン!?やっとママレンジだなーと思った理由が分かりました。

ちなみに、昔の炊飯器のデザイン、ってのはこんな感じ。スイッチON→自動OFF、という機能の第一号で、メーカーは違いますが、確かに親戚みたいですね・・・当時は、内釜とヒーターの間にも水を入れる三重構造なので、今の方がシンプルです。

日本電機工業会Webより

脱線しました。デザインの話ではなく、「簡単な煮込み料理もできる」ということ。

そっちについては、全く手を付けてません。今は、超高速炊飯だけで満足してます。

→温泉卵が超絶完璧簡単にできることが分かり、現在は温泉卵量産も行っております!

少したったら、煮込んでみる。さて、何を。はこれから。

もちろん、こっちはこっちですごいぞ!

昔と今と違うのは、家電の消費電力も。

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