008: 企画書 定型シートが一人歩きを助ける!ヘッダとフッタの重要性

定型シートが一人歩きを助ける!ヘッダとフッタの重要性

前回は簡単に作業の流れを説明しました。

課題未提出の恐怖から解放!スパイラル企画書作成術!

その最終作業として、「シートのフォーマットを決めると楽」という話もしました。

しかし。シートのフォーマットは体裁だけじゃありません。

相手に渡ってから超実用的に効き目があるので、絶対に抑えるべき要素なのです。

提出した企画書は一人歩きする、だから名札が必要

企画書の説明をして、相手に企画書を渡す事は普通にあります。

その資料がどこにどう回るのか?はコントロールはできません。

まだ名刺交換もできてない他部署に回るかもしれません。さらに、どこかのページだけが回されるかもしれません。

それでも相手の興味を拾うには、シートのフォーマットが助けてくれるのです。

つまり、このシート(資料)が

・どこの誰が書いたものか
・何について書かれているのか

が分かれば、気になったら連絡が来るかもしれません。ビジネスチャンス!

シートの名札=ヘッダとフッタ、さらに表紙

たとえページが外れても、たとえ、そのページだけをじっくり見られても、この名札情報はいつも見えるようにしておくことが重要です。

自分の例で説明します。

ヘッダー

・企画書名+目次対応項目名」
・本文エリアとの区切り線

を入れておきます。

これにより、ヘッダーを見ていくだけで、全体構成も分かりますし、何についての企画書か、ということが分かります。

さらに、これを固定した書き方やデザインにしておくことで、末永いお付き合いができたとき、自分の担当企画である、という印象付けもできます。

区切り線は、グラデーションにしてみました。センスがいいとか悪いとか言わないでください。


フッタ

・誰が書いたか
・日付
・秘密か否か
ページ数(全ページ数が必要なら 2/14のように)

を最低入れてます。

ページ数は全てのページで確認される可能性がある部分です。実は結構重要なので、右端。

理由は、どこをホッチキスで閉じられても隠れない場所。これで中身がバラされても大丈夫です。

表紙

・この資料はこんな奴だぜ、が簡潔に分かる内容
・タイトル+サブタイトル
・バージョン(日付け)
・どこの誰が書いたか(連絡先)

は書いておくべきでしょう。

バージョン(日付け)を入れる理由は、継続的に検討いただく場合、最新資料で見てもらわないと事故につながるから。

最終ページに「ご検討お願いします」が入ってる場合も見かけます。割と大きな会社で受託系の仕事が多い場合にお目にかかります。 ある意味これは不要かな、と。ただ、そこに ・提案者名 ・提案者連絡情報(メアドなど) があれば機能的には役に立ちます。これ無しのページだとわざわざページを増やすことはないかな、と個人的には思います。

パワポならマスターシートでテンプレに

パワポでは、これらの構成要素を「マスター」にセットしておけば、あとは中身を書いていくだけ。ページも自動で増えていく書式を使います。

さらに、1度書いた企画書は、そこから別のものに書き換えて行けば割と楽です。

ある意味、自分テンプレートができます。

これが、相手に「あ、またキミの企画書なんだね」と印象付ける、というわけです。

 

パワポは使えるようになると、普通に便利です。

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