音声合成の遊び タモリさんも遊んでいたハナモゲラ語川柳
ハナモゲラ語
という言葉がありました。タモリさんとJAZZ仲間の間で流行っていた、めちゃくちゃな言葉。
初めて日本語を聴いた外国人は、どう聴こえてるか?という想像の言葉、とWikiに載ってました。
JAZZミュージシャンの中村成一氏、山下洋輔氏、坂田明氏、小山彰太氏、などなどの間違いなくアルコールが入ったある種のトランス状態で発生、熟成された、いわゆる密室芸の一種とされています。
ちなみに、山下洋輔氏のピアノが好きで、アルバムはほとんど持ってます。
一番好きなヤツ↓
音ももちろん凄いのですが、演奏も凄い!映像付きで。
川柳にしてみる
脱線した。
その中に、ハナモゲラ川柳、という遊びがありました。ランダムに17文字を拾ってきて、さらにランダムにそれを5文字・7文字・5文字に並べます。
ランダムって難しいです。頭の中でやろうとすると、なんか意味のある言葉を作ってしまう。
なので、紙に一文字ずつ50音を書いて。これだと重なりがなくなりそうですが、毎回戻してかき混ぜれば良い。
ちょっとやってみましょう。。。。。
およがとむ、なれじやうふん、ねめひんす
声に出して読んでみてください。なんということでしょう。まったくこの世に存在しない言葉なのに、リズムはそれっぽく聴こえます。
音声合成のアクセントを作るルールの一つでもあります。
日本語で7文字であれば、こうなる、といったルールを上流に持っているので、たとえ、日本語データベースが知らない単語列が来ても、それなりに聴ける音になるのです。
ちなみに、漢字にしてみましょう。きっとこんな感じになるでしょうか。
この川柳が言わんとしてるところは、
という、世の中の不条理をうたったもの、ということです。もちろん、口から出まかせです。
そんなのを適当にしゃべらせてみました。
分からない単語もこのルールで
カタカナの連続した文字列。これも、特に外国人名などはデータベースに登録されていないものだらけです。
でも、3文字ならこうなる、4文字ならこう、ンの次にこうなってたらこう、という形から作られるイントネーションルールもあります。実際にニュースなどで、固有名詞などを読まなくてはいけない場合、お手本が辞書に載ってません。
実例でみてみます。
ハトハジチイ
これは↑冒頭の文字を縦読みしたもの。声に出して読んでもらうと、恐らく標準語に近いイントネーションを話す地方の人なら、
ハ ↑ト ↑ハ ↑ジ ↑チ イ
という音程変化になることが多いと思います。正解は無いんですが、多くの人がそう読む、ということです。これは、日本語の長年の共通性がこのように作用しているもの、と考えています。
だから面倒なのは、ク↑ラ↑ブで遊ぶ若者の言葉なのです。