オーブントースターを今おすすめ 革命的発想で焼き芋! パナソニックビストロ
オーブントースターが世の中に出て長い時間がたっている中、その方法があったか!というやり方で自分自身がびっくりしまくった商品を紹介します。
(実は、割引が大きい、という理由でなにげなく買った、というのは内緒)
ちなみに、この商品の「革命的発想」について、大学の講義でも解説してます。それほど自分の中では感心したアイディアなのです!
従来の製品をこんな発想の転換で革命的に価値を上げる・・・新企画を発明しなくてはいけない自分にとって嫉妬しそうな製品です。
このカテゴリーでは、「欲しいから調べるけど、もう他のを持ってるから買わないぞ!」という決意みたいなことを書くのですが、珍しく自分で購入した製品です。
革命部分を簡単解説
この2つの図、上が従来のオーブントースター。下が今回紹介するオーブントースター。
分かりますでしょうか。
従来は、色々なメニューに対して、通電時間の『総加熱時間』で対応していました。
対して、革命的製品。なんと、ヒーターを途中で切って、それにより「温度をコントロール」するのです。
絵で見てみましょう。
ヒーターの出力は細かく制御できません。基本的には通電すると、温度が上がって、あとはその温度を保つ。その時間の短い・長い、で様々な食品を『焼いて』いました。
ビストロでは、ヒーターのON/OFFをコントロールして、温度を従来より「低く」保てるのです。このON/OFFパターンが細かく料理ごとのメニューになります。
温度を管理しやすい「速攻ヒーター」
この温度管理方法を支えるのが、速攻で高温を出せるヒーター。
さらに、遠赤外線+近赤外線をミックスして、食品の外側を温めたり、内側を温めたりするのです。
ON/OFFも、それぞれのヒーターで。
このパターンを様々な料理向けに作る、という作業は大変そうです。
きっと研究室では、いい匂いが充満しながらもう食べられませんという顔の研究員がいる、という光景だったに違いありません。
焼き芋って実は低温調理
これまでも、水分を含んだペーパータオルなどを使って、オーブントースターでなんとか焼き芋風のものを作る工夫はありました。
なぜそんなことをするか?と言えば、焼き芋は低温調理だったのです。
60℃〜70℃がでんぷんの甘さを引き出す温度。これは、普通にオーブントースターに入れたら、あっという間に突破してしまいます。なので、どうやってオーブントースターで「低温」を作るか、が革命だったわけです。
他にもこんなのが簡単に
まずは、普通のトースト。
厚みが変わらず、外がカリっ!中がふわッ!の状態に。
次は、モチ(パックの)。
いい具合の焦げ目、ふくらみもちょうどよい。
これが、
でできるわけです。相当実験したんだろうな。
自分は一つ前のモデル
一つ前のモデルですが、原理は同じ。ヒーターがついたり消えたり、が目で見えます。まだ在庫はあるみたいなので、シンプルなもので良ければこちらでもこの革命が体験できます。
毎日普通に使って普通に便利で使用シーンも広がる。
最新型はこちら。
いわゆる成熟商品でも、やり方はあるんだなー、と学校の教材としても取り上げている事例です。まいった。