ボッチャ普通に楽しい!ボーリング+ダーツ+カーリング!ルールと技術と戦略とどんでん返しの高度なゲーム!

ボッチャ普通に楽しい!ボーリング+ダーツ+カーリング!ルールと技術と戦略とどんでん返しの高度なゲーム!

物欲、というカテゴリーで書きますが、ボッチャの道具をそろえる、ということもさることながら。

まずはボッチャって何、を自分の体験から書いてみたいと思います。

一般社団法人 日本ボッチャ協会より

「誰でも楽しめ誰でも上達できる」「スポーツ」であり「ゲーム」

障害のある人をサポートする仕事をいくつかしています。そんな時、ボッチャの体験会に参加しました。

自分が体験前に持っていたボッチャのイメージとしては、

 障害がある人ができるスポーツ
 補助具なども使い誰でもできる?
 誰でもできる=けっこう単純?

というもの。

全部違いました。

 障害がある人も無い人もほぼ対等に戦えるスポーツでありゲーム
 誰でも入門できるが、果てしなく上達できる
 誰でもできるが、戦略や技術が奥深い

こんな思いにたった一日の体験で至ったところを書いていきます。

まずはボッチャとは?

ここからは、

一般社団法人 日本ボッチャ協会

におんぶにだっこで、紹介していきます。

ボッチャとは

ヨーロッパ産まれ
重度脳性麻痺患者
もしくは同程度四肢機能障がい者向けスポーツ

と説明されています。

障害者に向けた製品が、障害を持ってない人にも便利になる例はこれまでも多くみられます。例えばオイルライター、シャンプー・リンス容器の触って分かるでっぱり、など。

ボッチャも、産まれは障害者向け、ということですが、「誰でも楽しめる」可能性があるわけです。

ゲームとしての面白さ

ルールや道具の説明の前にこちらを!

ゲームとして考えると、そもそも面白い要素がしっかりと考えられています。

①技術の成長がある

思った場所に投げる、転がりやはずみを理解して止める、という個人の技量がしっかりと成長します。

②相手がいる

相手チームとの対抗。相手より有利な場所を抑えるだけでなく、敢えて邪魔な場所にボールを置く、などの駆け引きが出てきます。

③ビッグプレーも

練習を積んでも、100%狙ったところにボールを運べません。その逆で、超ピンポイントでターゲットと相手ボールの間に割り込めることも。逆に、転がりの計算を間違えて遠くに行ってしまう。相手のボールに当たって、ものすごくラッキーな場所に弾んで止まる。

実力に加えて、不確定要素が良い具合にあるので、こんなことも起こるのです。

④つまり、ゲーム

この要素、まとめればまさに対決型のゲームと同じ。それが、どんな人とでも楽しめるわけです。

超簡単ルール説明

白いターゲットボールに、赤チーム、青チームが赤・青のボールを近づける。

投げても転がしても蹴っても良い。できない場合、クラスによっては意思を伝えてアシスタントが実行することも可能。

これだけです。

道具

ターゲットの白ボール、投げる赤と青のボールがそれぞれ6個。ボールは、皮製で、中には衝撃を吸収する材料で、適度に転がりにくい、着地したら止まりにくい仕組み。

あとはフィールド。これだけです。

床に養生テープなどですぐに作ることができます。思ったより広いのですが、この広さが戦略を生むのです。

他に、どっちがターゲットに近いか?などを測るゲージなどを使うこともあります。

進め方

  1. 白いボールに近い方が得点が高い
  2. ボールから遠いチームが投げる
  3. いくつ相手より近いか、で得点を計算する

単純にはこれだけです。2チームがターゲットに近づける、という点では、カーリングに近いかもしれません。また、技量的にはアーチェリーやダーツなども仲間になります。

この場合、青が遠いので②により、次に投げる人は青チーム。

③の得点としては、この場合は赤1点。相手は0点となります。③の終盤はどう計算するのでしょう。

3個ずつで一旦計算してみます。なにやら複雑ですが、それぞれのチームでターゲットに一番近いボールの距離をみます。

この場合、赤の方が近い。青の一番近いボールより近いところに2つの赤があります。なので、赤2点、青0点。

公式戦もたくさん行われている

パラリンピックの正式種目です。なので、しっかりとした競技規則が存在します。

競技規則はこちら(別ページで開きます)

また、障害の度合いによってのクラス分けも。ただ、混在した状態でも、普通に戦える要素もあります。

日本ボッチャ協会HPより引用

日本協会では、上記に当てはまらない人を対象にしたオープンクラスも用意しています。

自分の体験は?

車いすの体験会とセットで行われたので、参加者は車いすユーザーと障害が無い人が半々。チームも半分ずつになるように分けました。

差が無い!

まず、ボールを投げる。せいぜい数メートル投げるのに、両者にそれほど差はありません。目線が違う程度。この時点でまずこのゲームは優れてます。

車いすユーザーの方が有利!?

何回かやると、どうも車いすグループの方がコントロールが良い。これは、自分も車いすに乗って分かりました!タイヤがあるため、腕の左右のブレが抑えられ、彼らの方が正確に投げられていたのです!

大騒ぎ!!(密に注意!)

一球ごとに、近づいた、外れた!と大騒ぎ。さらに、ビッグプレーが出ればこれまたハイタッチ。なんでしょう、職場のボーリングで楽しんでた風景にかなり近い。しかも、それがどこでもできる。

結果

誰がどういう状態か、など全く関係なく、チームとして勝った負けた、と結局5ゲーム連続で楽しみました。

ここで気付いたのが、心地よい疲労感。派手な運動ではありませんが、コントロールする集中力、外したらどうしようという緊張感、あそこに落とすぞというアドレナリンが出そうなシチュエーション。立派なスポーツでした。

まずはやってみること

体験会に行ってわかったのは、「機会があれば体験してみること」の大切さ。

ボッチャはこういうものです、と報道された内容だけでは、絶対にこの面白さに気づけませんでした。

協会のページには、詳しいやり方、講習会、大会の情報もあります。実際に体験をしてから試合を見ると、普通にその技術の高さ、戦略の深さに驚けるはず。

まずはやってみる、に近づくため、一度このページをご覧いただくことをお勧めします。

一般社団法人 日本ボッチャ協会

一目瞭然、の動画はこちら(別ページで開きます)

あとは、ボッチャコートのラインを会社のエントランスに描いてみるのはいかがでしょう。

こちらは、公式グッズ。

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