ゲームを攻略するようにプログラムも攻略!? CODEGYM Monthly
教育(エデュケーション)+ゲーム=ゲーミフィケーション、ということが今回のテーマには良く合ってます。
ヨガインストラクターからの相談
LINEに久々にメッセージ。ヨガのインストラクターで、美容系の病院の受付もやってる女性から。
前に、「出前ヨガ」というのを考えて知り合いの会社に紹介して、その後も続いているようなので、そのお礼か!?と思ったら・・・
「Webデザイナーになりたいんだけど、どうすればいい?」
ええええっ!?ゲーム業界出身の自分が「ヨガインストラクターになりたい」というくらい、なんか想像ができない相談なんですけど!!
いや、冷静になってみましょう。ゲーム屋さんがヨガインストラクターになるよりは現実的ですね。ちょうど自分も教育方法などに興味があったので、じっくり考えてみました。
いったい職種としては何になれば?
昔から、デザインは好きでいつかはやってみたかった、ということ。また、このご時世、他にも仕事ができた方が良い、ということです。なかなかしっかりしています。
実際、Web系の仕事、は自分も多数関わってますが、比較的シンプルなものでも
①ウェブ系プログラム
②ウェブ系デザイン
③ウェブ系企画
④サーバ系プログラム
⑤全体コーディネート
くらいの領域の方々とはいつも付き合いがあります。
自分はこのサイトを一人でやってますが、①②④は無し。WPでノーコードで頑張ってます。だから、専門教育がなくてもある程度できる部分もあります。そんなのでいいのかなぁ、とその女性にさらに突っ込んで聞いてみると、Web系の会社に入るのも考えているようで、本気度は高そうでした。
そうなると、①~⑤、適性とやりたいことと入る会社によってどれでもあり得る、ということになります。
このご時世、戦略無しに急に動くのも危険。今の仕事をやりながら、WP使ってとにかく自分で一通りやってみたら?というお勧めをしたのですが・・・こちらも冷静に考えると、自分も含め、それほど稼げないという事実もあります。
WPでノーコード、ではそれほど稼げるわけでもない
自分はこのノーコードWPスタイルで、知り合いのお店のページを作ることもありますが、やはり限界はあります。
課金ページ、予約ページ、予約ページのデータをマージしたシフト管理ページ、ショッピングページ、など、少し機能が追加されるだけで太刀打ちできません。
そんな自分レベルの人がもらえる謝礼も数万円がいいところ。フリーランスの企画職の仕事がなければ暮らしていけず、ウェブ系ではしっかりと頭打ちが見えています。
ということで、ちゃんとした教育を受ける必要性も検討してみました。
IT系の教育機関はもちろんあります
大学で非常勤講師をやってますが、その大学の元々の業態はITに強い専門学校。どちらでも、ちゃんとした教育は受けられますが、2年〜4年かかるのと、毎年高額の授業料がかかります。さらに。
良く考えればほとんど今はリモート講義
大学は、建物や設備をしっかり持って、それが授業料に反映します。でも、リモート系の講義ならばきっとリーズナブル。さらに、対面を前提とした講義をあてはめたものではなく、リモート専用の教育プログラムが組まれているなら、内容は良さそう、と考えました。
一般的教育系のカリキュラムの欠点
自分のかかわってきたゲーム、というものを振り返ってみます。
ゲームは、ほとんどが世の中の役に立たない作業を、しかもユーザーがお金を払うという形でやってもらう作業です。生きていくのに必要な勉強とは違います。
棒でスライムを何百匹も殴り殺して、何か世の中に役立つでしょうか。
でも、多くの人が時間とコストを費やして遊んでくれるのです。
もし、そのゲームに「わからない」「迷う」「面倒に思う」という要素があったら、すぐに捨てられます。なので、それこそありとあらゆる「脱落させない工夫」を叩き込んで、逃げられないようにしているのです。
この「やってもらう工夫満載」状態。それに対して教育は・・・とついゲーム屋すごいでしょ理論を展開したくなります。(かつては)
(一応、すごいでしょ理論はブログの方にも書いてありますので、お時間のある方はご覧ください↓↓)
ただ、一般的な対面教育とゲームは、ものすごい大きな違いがあるのです。それは、
様々なレベルの人が同じ時間を強制的に消化する
ということ。目的もレベルも混在している中で、網羅的に覚えてもらわないといけない。覚えてなくても先に進まなければならない。ひょっとしたら適性がない項目も絶対入ってます。教育側も大変です。
それに対し、ゲームはそれぞれの習得状況や費やせる時間ごとにバラバラな状態で、その人が選択式にレベルアップができる仕組みです。
ならば個別+ネットが理想的
その人の習得度合いにあわせて分かるまで先に進まない仕組み。そんなゲームのような進行が理想です。さらに、適性もその中で見つけてくれて内容も調整してもらえたら。かつて通っていた大学で、入学して自分に合わない!と退学した友人もいましたが、そんな不幸もなくなります。
今は、ネットで学べるエンジニアリング、というのは多数あります。どこもしっかりと考えられていますが、よく見ると、対面の座学が基本になっていたりするものも多く、せっかくの自由度を活かせてない印象も。
カスタマイズ、進行調整、内容変更、がフレキシブルな講座、というのがあれば・・・と探してみたところ。
CODEGYM Monthly を見つけた!
かなりこれまでのプログラミング・エンジニアリング系講座とは違う考え方でした。かなりゲーム屋がやってきた領域に近い要素が満載。
ヨガインストラクターを想定して、色々調べてみて、これは?となった次第です。
要素としては、かなり腑に落ちます。その要素を見てみます。
まずは個人目標の達成
これがはっきりしているところ。余計なものを学ぶ必要がない、というのは非常に自由度の使い方としては正しい。さらに次の要素も正解。
何をいつ学習すれば良いかを作り続ける
目標達成まで専属の担当者が付いて、目標に至るプロセスを毎度調整してくれる、ということ。
他人と同じ時間軸の消化で、置いて行かれる、ということが事実上なくなります。
これは、ゲームを下手でも自分のペースじっくりやっていけるのと同じ。モチベーションも落ちない合理的な進め方です。
コーチ側のブラッシュアップも
ユーザーに評判の悪かった部分を放置したゲームの続編は、間違いなく受け入れられません。次々と遊んでもらうためには、常にシステムをブラッシュアップ、さらに新たな工夫も常に取り入れます。
CODEGYMの教える側にその経験のシェアとフィードバックシステムがある、というのは非常に理にかなってます。大学でもFDといって、他の教科の担当教官も含め、何が良かったことか、何をすると失敗するか、などを定期的にシェアする仕組みがありますが、それをやらないと教える側の品質が保てません。
コミュニティの存在
会員同士のコミュニティや外部講師を招いたセミナーの存在。ゲームも友達も同じものを攻略している、という状況だと安心して遊べます。攻略情報を話したり、ライバルとして切磋琢磨したり。そういった意味で、同じ志を持つユーザーコミュニティはかなり効果的。
プロセスの可視化
ゲームを遊ぶ上で、いったい自分は今どこで何をしているのか?が全く分からないと、進めるのに不安になります。例えば、今は、序盤、まずはこの村を救う事、といった達成可能な目標が明示されていることは重要。こちらでは個別のロードマップを作ってくれる。こちらも有効な方法。
受益者負担
こちらはゲームより良いかも。ある意味最近の流行り、サブスク。遊んだだけ払う、とゲームに例えればそうなります。
学んだ分だけ払う。もし脱落してあきらめることがあっても、やった分だけ払えばよい。しかし、そもそも脱落はしにくい工夫がたくさんあるのであまり心配はいらなそうです。
様々なレベルの人を想定
ゲームも必ず初心者率からマニアまでを相手にする商売です。でも、どのレベルの人も楽しんでもらってます。サービス側がそれを想定して運用を計画していなければ達成できません。
CODEGYMの「GYM」の部分。健康維持から大会出場までいろんな人がいる、というGYMの名を使っているとのこと。まさに様々なレベルの目標を想定している、ということになります。
ヨガインストラクターにまずは体験を勧めます
結構自分がゲームを語る時にとり上げる「脱落させない仕組み」と同じことが実現されているわけです。
まずは無料相談やらオンライン説明などもありますので、それを紹介してみることにします。
なんだか作ったグラフィックが現実的に見えてきました。