PCMレコーダーのおすすめ、エアー・ライン、どっちもOKのZOOM H6
プロの現場で圧倒的な信頼感=?
動画販売系の仕事もしているので、これまで、動画にやたら強く信頼感抜群のデジカメ、デジカメの下流に接続するだけで、恐ろしく現場の安心感が向上するうえに超絶便利なモニター、を紹介してきました。
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今回は、そこに寄り添うPCMレコーダー。もちろん、性能はちゃんとしてます。性能はともかく!上の2つと同様、現場での信頼感が問題なのです。
収録現場で求められる要素
これまでの通り一貫して、「信頼性」です。この場合、スペックとして信頼性を表現すると、
止まらない
消えない
どっちかがアウトでもどっちかが残る
です。ここに、性能がどうの、軽さがどうの、ハンドリングがどうの、は入っていません。上の3つが無ければ、性能がいくら良くても怖くて使えないのです。
録音機材として上の条件はどうなってる?
なんでも接続!多彩すぎる入出力コネクタ
現場で音下さい!と言ったらキャノンしかない、或いはキャノンが無い!など、小規模のイベントでは時々想定外のことが起こります。
そんな時にはこれ。というかH6なら、
4系統のXLR/TRSフォーン入力
マイク2系統
ステレオミニのMIC/LINE入力
があって、6トラック同時録音。この大きさの筐体に、キャノンが両側から4本入るんです。
多彩な「安全録音機能」
二秒前から勝手に録音、のプリレコード。さらに、12dB低いレベルでバックアップ録音。どうです。録音の皆さん、一度はやらかしたんじゃないでしょうか。それももう心配いりませんぞ。
楽器弾く人用便利機能
まさかの、メトロノーム機能にクロマチックチューナー機能。絶対開発者は演奏者である。と言い切れる!
電源も2系統
もちろん、ACアダプターでも。でも、屋外でも安心の20時間は大丈夫な単三電池4本動作!なんでしょう。何が起こってもいいように、絶対電池入れておきます。
なんならGH5に乗っけてもいい
カメラにマウントできるホットシュー・マウントも用意されてます。GH5の上にH6、ある意味最強ですが、結構でっかくなります。恐らくこのあたりからリグも視野に入れ始めることになりそうで、沼は果てしなく続く・・・
全てをデュプリケイト以上で
こういう気の使い方をする製品が、プロの現場で使えない性能であるはずがありません。ここまで性能に言及してませんが、まあ、あとは好みですね。
それより、この図をご覧ください。
音もラインとエアー&カメラのエアー、絵もカメラとモニターでさらにメディアがダブルorトリプル、さらにそれらをPCに送り込める。この図だと、映像の入力が一つ、というところが怖くなってきますので、カメラは念のためサポート用にもう一台スタンバイさせておけば良いでしょう。
再度念押し。プロの現場はバックアップ体制
これは間違いありません。現場の隣がサウンドハウスさんだったりヨドバシカメラマルチメディア館だったりする場合は非常にレアです。その場でなんとかしなくてはならない、その場でやばいことが起こっても大丈夫にしたい。これは1にも2にも、信頼感とデュプリケイト。
実は、この組み合わせは、自分のところでやってる現場セットそのものです。事故をたびたび経験してきてたどり着いた、しっかりした性能ながら、むちゃくちゃ高くはないセット。
(カメラは少々趣味が入りすぎてますので、HDMIで外部出力ができて2枚刺しができる4Kのビデオカメラならまあ大丈夫かな)
そんなわけで、記録担当の人。もう一度書きますよ。
信頼感
バックアップ
これです。