大学生向け企画書講座 テンプレートを作る(本文マスターシート)
一つ前のブログで、表紙のテンプレートを説明いたしました。
005: 大学生向け企画書講座 テンプレートを作る(表紙マスターシート)
今回は、本文部分。こちらもしっかりと意味のある情報を入れていきます。
ヘッダとフッタを統一
一枚のシートの一番上、一番下、のフォーマットを固定します。固定するメリットは
- 何度も繰り返し見ることになり、誰が何を書いているか、がブレずに伝わる
- 違う提案を受けるときにも、デザインで誰の提案かがすぐ認識される
- ここ、というタイミングでデザインを崩してアクセントを付けられる
といったところです。
今回はこれをご覧いただきながら、説明を見ていただけると理解しやすいと思います。
7つの要素
- 文書名(+章の名前)
- 区切り線
- 章の名前
- 本文
- 禁止事項など
- 制作者
- ページ数
それぞれの項目の解説
それぞれを説明していきます。見やすいようにもう一度絵を貼っておきます。
①文書名(+章の名前)
文書名をずーっと出しっぱなしにします。他の要素もそうですが、例えばこのページだけが一枚はぎとられ、どこかに説明に使われても、いったい何の資料のどのページで誰がいつ書いたものだ、と分かれば、何かあっても正しく問い合わせが来ます。
文書サイズが大きくなり、章立てにした場合は、章の名前をここに書いておくのも良くやる形です。
②区切り線
地味ですが、固定部分と変動部分を分ける役割と、パッと見て誰が書いたものか、が分かる効能もあります。自分は自分や相手のコーポレートカラーやプロジェクトのイメージカラーなどを使います。
③章の名前
文書が長く章立てになったときの章の最初のページには『変わったぞ』と分かるように入れます。同じ章の次のページからは冗長なのと、スペースが欲しいので書かないようにしています。
④本文
文章や絵などを好きに書くのですが、左右に少しブランクを入れます。見た目がすっきりすることと、相手がメモを入れられる効果も。
⑤禁止事項など
必要に応じて。自分はあまり書かないですが、大企業などは書く傾向にあります。
⑥制作者
絶対書くべき項目です。一人歩き、分轄、の時の安全性を担保します。また、全部のページに入ることでの刷り込み効果も。
⑦ページ数
これも絶対です。例のように、
当該ページ数/全体ページ数
という書き方にする場合と、単にページ数を入れる場合とあります。いわゆるプロジェクトの完成版的なバージョンができたときは、この( / )という書式を使うこともあります。パワポが勝手に入れてくれるので、決めればOK。
実際に企画書を書く時
表紙を作り、本文部分を作り、それをコピペで一旦並べてしまうと、これからやるべき作業量が見えやすくなります。このあたりの進め方はまた別の項目で解説します。
おお、今回いらすとやさんのイラストを使わなかった!