大学生向け企画書講座 人間の行動シナリオで初心者でも簡単に企画書が作れる!
企画書をどう作っていこう、と考えますよね。ちゃんと考えた企画なら分量も多いし、でも、説明する先は当然しらないからちゃんと説明しないと・・・
ぐるぐるぐるぐる・・・
でも大丈夫です。
人間の行動で作れば迷いが出ない
その企画はどういうものか?を説明する方法はたくさんあります。でも、まずは自分が流れを把握するのにも役立つのがこれ。
かなりこれは効果があります。その理由は。
なぜ人間の行動が良いのか?
人間があるサービスを利用するシーンを考えてみてください。頭の中はともかく、例えばスマホを操作しながらの場合は手で画面を触りながら進みます。
その場合、
- 一度に行う動作は一個
- その動作が連続して最初から最後まで
となります。
例えば有料会員申し込みの例を・・・
ある種の有料会員を申し込む、という流れを考えます。人の操作を考えると
- その会員になる情報を知る
- 申し込みを始める
- 必要事項を理解する
- 申し込みのデータを入力する
- 確認する
- 決定する
- 必要な情報を必要な手段でバック
となります。ここでは、それぞれの行動が『同時に行われることはない』という形であることが重要です。
これを、パワポでこのように並べれば、それが説明の順番になるわけです。
他にも、新たな健康管理アプリ、ゲーム、料理DB系アプリなど、なんでも同じように並べることができます。
これを全部企画書に落とす必要はありません。必要な部分を必要な順番で説明をする『ベース』になります。これを地図にして、必要な人に必要なように重みを代えて説明をしていくことになります(これは後述)
人の行動で整理をすれば間違いない
ということで、まずは『流れ』をしっかりと基本的に抑えておくことが、その後の企画書を進める上で立ち戻り先となり、迷いがなくなります。
この時に重要なのは、
という書き方を心がけること。これにより、設計者が知ってるところも、改めて説明の必要性があることを認識できます。開発した人はどうしても流れを知っているので、飛ばしてしまうことがあります。初見のお客様になり切って、順番に書いてください。
お得情報:ついでに開発項目の確認も
基本はユーザーがアプリを立ち上げトップ画面からこれこれこのように設定し最後まで遊ぶ、といった順番を書いているだけです。
この時「どういう方法かは未定」にせず、既存の良くある形でいいので、具体的な行動で描いてみます。ここでもし具体的に書けなければそれが開発しなくてはいけない項目。これらが洗い出せます。
例えばメニューから○○を選んでタップ
などの良くある方法です。
これによって自動的に、必要な機能の洗い出しが同時にできるのでお得なわけです。
人間の行動で抑えること、のポイント
やはり迷ったらこれが便利。
ポイントのおさらい。
ユーザーの行動は平行作業がない事
ということです。必ず1人の人間は1回に1つの機能を使うので。
もちろんユーザーのステータスによっては分岐もできますが、まずはまっさらなユーザーで一本の流れを描くこと。分岐は数が少なければそこに重ねて描いても大丈夫です。
分岐が多すぎる場合は、例えばステータスの著しく違うパターンで新たに一本描く。会員登録済み、未登録の場合、などで分けるイメージです。
他にデータドリブンなサービスの場合、データの処理を人間の行動に見立てて並べる方法もありますので、それはまた別の項目で。こちらは同時処理が入りやすいので、人間を主体にする方がまずはシンプルです。
企画書については色々な資料も出ています。あれこれ見ずに、まずは一冊を網羅的に読むことが良いと思います。デザインは大切なので、こんなのも効果的。
プレゼン相手は社内!ということも多いので、こういうのも参考になります。
自分の場合、ほとんど自分で覚えてしまいましたが、パワポが簡単に使えることはかなり武器になります。