0036: ソプラノサックス 初心者におすすめ?いや、ちょっと待て

ソプラノサックス 初心者におすすめ?いや、ちょっと待て

曲がったことが大嫌いな末っ子。そんな感じのソプラノサックスです。

サックスであること、比較的安価に今は手に入ること、軽いこと、などを考えると、吹奏楽器にチャレンジしたい人におすすめしそうなんですが・・・ちょっとおすすめしたくない面もある楽器です。

いきなり、初心者におすすめしない理由

サックスにあこがれる人は、音と見た目は気になるでしょう。

実は、ソプラノサックス。サックスと言いながらも、他の有名な兄弟(アルト兄さん、テナー兄さん)と、ストレートスタイルのせいか、若干音色が違うのです。バリトン兄さんは違う理由で若干倍音成分が違ったりしますが、こちらは初心者がうっかり購入することもなさそうなので、またの機会に。

また、演奏の感じ。少し斜めに本体を構えて、自分が前にぐっ!と乗り出す漢字の演奏スタイル。これが、ソプラノ末っ子くん、いわゆるリコーダーと同じスタイルになるんですね。

つまり、

 音色が違う
 演奏の姿が違う

というところ。

さらに、ここが問題。色んな意味で、多少無理した設計が入っている楽器です。全部の音域で、音程を正確につくるのに、元々苦労している面もある楽器です。

ソプラノ末っ子くん、アルト・テナーの両兄さんに比べると、この音程がかなり不安定です。

いきなり初心者が吹くと、この不安定さが自分で修正できない場合、つかいにくいものになってしまいます。

以上の3つでおすすめしにくい。

逆に、セカンド楽器としてはおすすめしたい

他の吹奏楽器の経験がある人が、ちょっと遊びで使うにはおすすめします。おすすめ理由は、上にも書いた

 軽い
 小さい
 比較的安価なモデルも
 サックスだし

というところ。上に書いてないことも入ってますけど、気にしません。

多少不安定な音程も、自分で聴き分けられる人なら修正も楽です。

なにより、遊びで使うなら、あんまり大きなものを持ち運びたくはないでしょう。その点、ソプラノサックスの大きさや重さはかなりいい感じです。

音色は自分でも不満はある

自分は、いわゆるサックスの音が好きで、アルト、テナー、を吹いていました(バリトンは時々)。

なので、ソプラノを買いたいなーと思って人のを借りて吹いたりした時、音色の違いに意欲も減退気味に。

音色を決める要因は色々ありますが、やはり楽器の形というのは大変大きな要因、ということでしょう。単に調が変わった、という以上の音色の変化を感じたわけです。

結局、自分は「カーブドソプラノ」を買いましたが、それでも若干の違いは感じました。

世間では、ストレートモデルの音色をソプラノサックスの音とする! という事なんでしょうか。

そんじゃベノーバ?いや、ヴェノーヴァ?

そんな中、ヴェノーヴァが登場しました。

C管であること
サックスと運指が近いこと
安価なこと
軽いこと
お手入れ簡単なこと

で初心者におすすめか?と、割と速攻でゲットしましたが・・・なんかちょっと未完成で、これは本当の初心者にはおすすめしにくかった。

音程が不安定
クロマチックに運指がなってない
音の出やすさが音程によってばらつきがある

などの点にまだ不満も。結局初心者にはソプラノサックスの方が良いかも。でも、これは好きなコンセプトなので、もっと頑張れ、YAMAHA。

赤いのが出たのか・・・

 

色々考えて自分なりの究極の楽器は

それならば、という妄想楽器です。

かつてアメリカでサックスを趣味で楽しむ人のためにCメロサックス!というジャンルがありました。テナーとアルトの中間。ジンバオが最近まで作ってましたが今は廃盤。

さらにそれのソプラノ版もコーンが出してたりしてました。 そこで!

バイブラートがプラスチックで
C管
音程ばっちり
結構安い

で作ってくれたら、ある意味究極です。いますぐ予約します。

安くなったとはいえ、このくらいの価格は出した方がいいですね。
 

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