ソプラノサックス 初心者におすすめ?いや、ちょっと待て
曲がったことが大嫌いな末っ子。そんな感じのソプラノサックスです。
サックスであること、比較的安価に今は手に入ること、軽いこと、などを考えると、吹奏楽器にチャレンジしたい人におすすめしそうなんですが・・・ちょっとおすすめしたくない面もある楽器です。
いきなり、初心者におすすめしない理由
サックスにあこがれる人は、音と見た目は気になるでしょう。
実は、ソプラノサックス。サックスと言いながらも、他の有名な兄弟(アルト兄さん、テナー兄さん)と、ストレートスタイルのせいか、若干音色が違うのです。バリトン兄さんは違う理由で若干倍音成分が違ったりしますが、こちらは初心者がうっかり購入することもなさそうなので、またの機会に。
また、演奏の感じ。少し斜めに本体を構えて、自分が前にぐっ!と乗り出す漢字の演奏スタイル。これが、ソプラノ末っ子くん、いわゆるリコーダーと同じスタイルになるんですね。
つまり、
音色が違う
演奏の姿が違う
というところ。
さらに、ここが問題。色んな意味で、多少無理した設計が入っている楽器です。全部の音域で、音程を正確につくるのに、元々苦労している面もある楽器です。
ソプラノ末っ子くん、アルト・テナーの両兄さんに比べると、この音程がかなり不安定です。
いきなり初心者が吹くと、この不安定さが自分で修正できない場合、つかいにくいものになってしまいます。
以上の3つでおすすめしにくい。
逆に、セカンド楽器としてはおすすめしたい
他の吹奏楽器の経験がある人が、ちょっと遊びで使うにはおすすめします。おすすめ理由は、上にも書いた
軽い
小さい
比較的安価なモデルも
サックスだし
というところ。上に書いてないことも入ってますけど、気にしません。
多少不安定な音程も、自分で聴き分けられる人なら修正も楽です。
なにより、遊びで使うなら、あんまり大きなものを持ち運びたくはないでしょう。その点、ソプラノサックスの大きさや重さはかなりいい感じです。
音色は自分でも不満はある
自分は、いわゆるサックスの音が好きで、アルト、テナー、を吹いていました(バリトンは時々)。
なので、ソプラノを買いたいなーと思って人のを借りて吹いたりした時、音色の違いに意欲も減退気味に。
音色を決める要因は色々ありますが、やはり楽器の形というのは大変大きな要因、ということでしょう。単に調が変わった、という以上の音色の変化を感じたわけです。
結局、自分は「カーブドソプラノ」を買いましたが、それでも若干の違いは感じました。
世間では、ストレートモデルの音色をソプラノサックスの音とする! という事なんでしょうか。
そんじゃベノーバ?いや、ヴェノーヴァ?
そんな中、ヴェノーヴァが登場しました。
C管であること
サックスと運指が近いこと
安価なこと
軽いこと
お手入れ簡単なこと
で初心者におすすめか?と、割と速攻でゲットしましたが・・・なんかちょっと未完成で、これは本当の初心者にはおすすめしにくかった。
音程が不安定
クロマチックに運指がなってない
音の出やすさが音程によってばらつきがある
などの点にまだ不満も。結局初心者にはソプラノサックスの方が良いかも。でも、これは好きなコンセプトなので、もっと頑張れ、YAMAHA。
赤いのが出たのか・・・
色々考えて自分なりの究極の楽器は
それならば、という妄想楽器です。
かつてアメリカでサックスを趣味で楽しむ人のためにCメロサックス!というジャンルがありました。テナーとアルトの中間。ジンバオが最近まで作ってましたが今は廃盤。
さらにそれのソプラノ版もコーンが出してたりしてました。 そこで!
バイブラートがプラスチックで
C管
音程ばっちり
結構安い
で作ってくれたら、ある意味究極です。いますぐ予約します。
安くなったとはいえ、このくらいの価格は出した方がいいですね。