リモート講義に効果的な裏技→サウンドエフェクト
こちらがタイムラインをコントロールする上で、学生の注意を引き付けておくのは重要。 そこに放送コンテンツスタイルを持ち込んだのですが、何か足りないな、と。 そこで、途中から取り入れたのがサウンドエフェクト(SE)です。
放送コンテンツスタイル、については、
で解説しています。やっぱり時間軸でリスナーを捕まえる業界のノウハウは使えます。
その業界が多用する要素、を今回は解説します。
サウンドエフェクトが有効な理由
あまり説明するまでもなく、様々な場面で使われています。
テレビの特にバラエティ番組。ここでは、サウンドエフェクトだらけ。これにより、視聴者の耳を支配し、仮に目が他の事に向いていても、もう一度画面に戻ってきてもらえるのです。
講義も同じ。逃がしたくない場合には、それなりのツールを盗むのが一番手っ取り早い。
サウンドエフェクトってどんなの?
簡単に言えば
- 正解のピンポーン!
- 不正解のブッブー!
- 大正解のキンコンカンコンキンコンカンコン!
- 発表前のダラララララララララララ…
- 発表時のパッパラー!
- シンキングタイムのコチコチコチコチコチコチ…
- 発表内容がショボいときのファンファンファンファン〜
- 大事なところに当たった時のキーン!
などなど、おなじみのヤツです。おなじみすぎて、使いどころの解説はほぼ不要ではないかと思っております。
どうやって出す?
スマホ
スマホのアプリにたくさんあります。演劇やパーティー用途で、いくつかのボタンがあって、そこに音が割り当てられるもの。 いわゆる、「ピンポーン(正解!)」「ブッブー(間違い!)」みたいなものや、「ファンファンファンファンファ〜ン(残念!)」のようなアニメっぽいものも。
AppStoreで探してみました。
色々触ってみましたが、基本的機能はボタンを押すと音が出る、ってのは同じ。あとは、組み換えができるとか、外部の音を割り当てられるとか、特定のジャンルに偏ってるとか、そんな感じです。
これを外のミキサーに入れて・・・みたいなことをやろうとするとまた外部デバイスが増えるので、実際にはスマホのスピーカーから音を出して、内臓マイクで拾わせる、という原始的な方法を取りましたが、それでもそれっぽくなりました。
しかし!音人間の私はこれではない方法を提案します!
サンプラー
無料アプリの良さは当然ありますが、欠点も。特に実践の場において。
- 画面の確認のため、カメラから目を離す必要がある
- となりのボタンを間違えて推してしまう
- うっかり設定を忘れると着信があったり画面がスリープしたり
- 出力をミキサーに入れるのにアダプターが必要な場合も
などなど。
ハードで、音響機器で、ボタンが押しやすくて、となると、サンプラーがまさにその用途の機械なので、欠点は無くなります。
サンプラーの実際の製品って?
学校で買わせたのはこれ!コンパクトで全部入り!
音響専門メーカーが、まさに効果音ジェネレーターとして世に出した製品。コンパクトですが、やりたいことは全てできる。また、コンパクトなボディだからボタン数が・・・という心配もバンクの切り替えで問題なし!
次に個人で導入一歩前まで行ったのがこれ。
リーズナブルながら十分な機能、もちろん専門メーカーの品質。特徴はデカいボタンでブラインドタッチに強い。
こちらもサウンド派が選ぶ、本格マシンながらリーズナブル。
ボタンは小さいが、この並び、キーボード弾きなら直観的に操れる。さらにモニタースピーカー付きは、これだけでも使える便利さ。音楽屋が選ぶならこれ。
講義の中でどうやって使う?
実際の講義での使い方例は、ほぼラジオを想像してもらえると当たりです。
- 掴みが終わって、改めましてこんにちわの挨拶(まだ無音)
- それではスタート!の鳴きからオープニング曲。
- 短めに。音を絞って、そこに簡単に今日の講義のサマリーを重ねる
- 講義スタート(このあたり無音)
- からの突然の問題。じゃじゃん!
- シンキングタイムの時に、カチカチ時を刻む感じの音
- ハイ終了ーで、カンカンカンカン!
- 正解、不正解のピンポン系
- を挟みつつ、講義を進行し、あー、もう終わりですね、でエンディング曲
リモート講義で学生を集中させた実際の講義内容→フォーマットを作れ
で、流れを作る例も出しています。
本当は時間があればオリジナルジングル作って、CMの入りと開けっぽいタイミングも作りたかったのですが、これはまた次のタームでやってみます。
導入効果は?
もちろん、多大な影響が。90分、という時間が非常にコントロールしやすくなりました。
注意点は?
外部デバイスも映像・音響系でちゃんと組ところ。外部=トラブルの原因になりますので、このあたりは
で解説していますので、参考にしてみてください。