ハーモニカ 吸う楽器。奥深さ半端ない
meineresterampeによるPixabayからの画像
よく考えてみれば、様々な楽器やって来ましたが、吸って音出すのはハーモニカだけですね。
本当にそうだろうか・・・と考えても思い浮かばない。
そうするとこの楽器。息継ぎ問題解決! (このあと、吹く音ばかりが続いて無事死亡…)
さて、自分を含め、多くの人が小学校や幼稚園などの小さい時に出会っているのではないでしょうか。
たぶんこういう理由で小学校
確かに全員強制参加では、音が出しやすい、という事は正義です。リコーダー、木琴あたりもその要素ですね。 だからと言って。 音楽が簡単に演奏できる事とは違います。 この辺りの掘り下げはまた後ほど。ここではハーモニカの話にします。
実は多彩な演奏が可能
とにかく吹いても吸っても音は出る、という点は優秀ですが、名手になると息のコントロールで音程も変えられ、和音も奏でられ、ビブラートを掛けた表現もでき、かなり奥が深い。
私は小学校で歴は終わりましたが、色々な楽器を経験した今なら、全く違う魅力を感じられそうです。
音響的考察
金属のシングルリードを発音体とするところでは、このシリーズの最初にやった電気オルガンとほぼ同じ。だから音も似てます。
でも、人間の息による発音という点では、エンベロープは全く違うので、「違う音」と感じるかもしれませんが、波形は似てるはず。
もう一つ、シングルリードといえばサックスやクラがおなじみながら、ハーモニカのシングルリードはそれらとは違いがあります。
リードという震動体に直接触れることができない。
バグパイプやクルムホルンにも似てます。リードを覆う構造で、息の圧力のみでコントロールする点。
そのコントロールの技術の差が、今のところ想像できないほど、未知の世界です。ちょっと奥の深さが見えないと言いますか。
そもそも楽器が違う!?
このハーモニカ、自分が手にしていたのは、全音階の一列タイプ。初心者用。
でも、世の中には、この吹く部分を2列にしてクロマチックにしたり、レバーで半音変えるのがあったり。サイズがデカくなって音域を下に下げたり。逆も。
他の楽器グループと同様、或いはそれ以上にメカニズム的にも色々な展開があります。(どこかでアコーディオンの事も書きたくなってきた) 残念ながらそれらに出会うチャンスはありませんでした。
これだけバリエーションがあるということはきっと愛好家も多いはず…
演奏家だって当然
さらに、歴史や普及度を考えれば、結構なスターも居そうです。YouTubeなどで超絶技巧も見られるかもしれません。 音楽シーンで言えば、自分が耳にしたのはブルースでの活用。ブルースハープという言い方で使われてますが、調子ごとにラインナップされているのがなかなか面白い。確かに合理的だ。
もう少し合理的にするなら、本体にダイヤル付けて、一本で全部の調を切り替えられる発明はなかったのか… (主義に反してググる)。
そこで。すごいの見つけました。
“ダブルリードによる厚い音色。上のハーモニカにはメジャーとセブンスコードを、下のハーモニカにはマイナーとディミニッシュ/オーギュメントのコードを配しています。メジャー側の吹き吸いで24コード、マイナー側の吹き吸いで24コード、合計48コードを演奏できます。”
なになに。そんなに高い値段なの。
あと、「上のハーモニカと下のハーモニカ」だと。なんだその書き方。加えてダブルリード。 2つのコードを出せるものが合体、さらに一つの音がオクターブ違いのダブルリード。 やっぱり魔改造ならぬ魔発展してますなー。ピックアップマイクとPAに繋げられる仕組みも標準装備。
そうなると
鍵盤ハーモニカについても書きたくなってきたので、この辺で。