大学でのリモート講義、効果的なスライドの作り方はフォーマットから!
前と同じ、フォーマットです。でもタイムラインじゃありません。
講義のタイムラインのフォーマットの話に続き、スライドの方の工夫も書き残しておきます。
スライドにもフォーマットを!
リモートならでは、の作り方になっているのか、そもそもそんなものの正解はあるのか。
なにしろ講義経験そのものがないので良くわからない・・・でも学生人気投票は1位でした!なので、正解かどうか分かりませんが、1位は取れる可能性のある方法論ということになります。
なぜフォーマットを作るのか?
一番の理由は、「かけないで済む労力はかけない」です。
オートマチックに行けるところは行きます。セーブできた時間は、内容の精査に使えます。
というものすごい合理的な理由です。
キーワードのみ
スライドですが、自分はリアルタイム講義用を中心に作りました。手元に置いて後で見ても多分わかりません。いわゆる教科書風に全てが書いてあるのではなく、キーワードだけ書いてあるスタイル。
または、絵や写真だけがあるもの。
このスライドを使い、先にご説明した、リモート講義のフォーマット:タイムライン編のように、短いタームでしゃべりまくります。
もはや「担当教員」というより「フリップ芸人」。 実際そんな感じです。
事前配布?事後?
学生には
- 座学中心の時は先にスライド共有
- 問題提起→解決型進行の時は講義終了後
と配布方法を変えました。
まず、①の座学中心、こちらからの情報を伝えることが目的の場合は、先に共有しておきました。ここにメモを書いていくスタイル。
メモっていっても、今の学生。タッチペンでタブレットに書き込むんですねー。時代を感じます。でも、いいと思います。
②の問題提起→問題解決、という進行内容をやりたいときもありました。こちらは、まさにフリップ芸人。先にオチを見られるのが嫌ですので、事後配付。メモはフリーに取ってもらいますが、特にこういう使い分けだよ、という説明もしなくても理解はしてくれました。
そんなスライドに共通した情報
ヘッダー
フッタ
ヘッダ、フッタの一つが色が変わっています。 上は一年間の中の位置。下は90分の中の位置。
これで、現在地を分かった上で講義を受けていることになります。
ゲームでも、ある種の中間目標や現在位置が分かることで、モチベーションを落とさないワザがありますが、それです。 もうちょっとだ!寝るな!というのがリモート講義中のメッセージです。
ページ数
右下のページ数、全部で何ページのうち、いま何ページ目、という書き方で入れてるのは当然ですね。
こんな感じで先にシートを作っておいて、あとはキーワード入れるだけ。いわゆるスライド作成の時間はそんなにかかりません。
また、スライドを作ると、しゃべる内容も覚えてしまうので、ほぼ原稿も無し、フリップ通りに進めるだけなので、準備も楽!
・・・という苦労しない感じだったのですが、他の先生は大変だったようです。
次回、さらなる飛び道具を!