リモート講義で学生を集中させた実際の講義内容→フォーマットを作れ
ラジオ番組を作りましょう
リモート講義は、1人の講師、複数人の学生、さらに情報の流れは基本伝える方向。
この条件から、
というスタイルでいくことにしました。そして、講義は90分。なので、90分番組のフォーマットを決めました。
完全にイラスト通り、ラジオを作る感じです。
ラジオはリモート講義の欠点を補う要素が満載
ラジオを採用した理由は単純です。
ラジオも
- 深夜
- 眠い時間
- 一方的な情報出しメディア
というむしろカメラや手を挙げる仕組みのあるリモート講義よりも厳しいメディア。それでも若者を寝かさない仕組みがあるわけです。その辺を拝借するのはアリですね。
一応講義のフォーマット、というのはあった
学校のFDでもその辺はテーマになってましたが、もっと内容にシフトしてました。
まず、学校が考えていた真面目なフォーマットは、この様になります。
- 前回振り返り5分
- 今回のダイジェスト5分
- 講義70分
- 今回振り返りと質疑応答10分
これはまあ普通です。でも、自分のはここにさらに手を加えます。というか、若いリスナーを捕まえるのには、これではダメ、と考えました。
こんな感じでやりました。自分フォーマットは完全にラジオ
自分の場合、
- 一人暮らし向け貧乏工夫シリーズを頭の恒例として
- 質問メールの紹介
- 改めましてこんにちわ、◯◯です、90分のお付き合い今日もよろしく
を、上のフォーマットに付け加えました。いわゆるつかみ!これを定型として毎回内容を入れ替えました。
形としてはラジオです。
まずは一曲聞いて下さい・・・までやりたかったのですが、これはあきらめました。
さらに一つの話題を3分で!
講義内容も、一つの塊は3分、それを並べる形を心がけました。
その合間には脱線か質疑応答か考えを喋ってもらう。
まあ、脱線に力を入れすぎて、脱線の合間にシラバスの内容を畳み込んだ様な回も多かったのですが、脱線がためになる話なので心は痛みません。
なぜフォーマットを作のか
このフォーマットを作るといくつかの利点が見えてきました。
3分の細分化を作る作業=リハーサル
スライドにキーワード書いていくだけなのでそれほど時間もかかりません。 なのに、一度それをしておくと、流れが頭に入り、あとはスライドめくっていけばわりと淀みなく講義が進められるところです。ほとんどリハーサルっぽいことをせずに講義に臨めました。
内容に集中できる
次にどうしようかな、と考える時、ブランクを埋めて行く作業みたいに、どんどん次の講義内容も作れます。形を気にせず、内容だけ。
最初は90分の間にどこまで話せるかリハーサルしたりしたけど、すぐに不要になりました。
次回、しゃべりと組み合わせるスライドの作り方について書きます。