リモート講義のハード、ソフト、周辺機器
リモート講義、リモートセミナー、等でしっかりと多人数に情報を伝える、という場合、オンライン飲み会や、小さい単位のリモート会議とは違う面が出てきます。
学校での実務的なリモート。飲み会との一番の違いは。
落ちてはいけない、ということ。これは、お金をいただいて情報を提供する立場の人としては、死守すべきこと。結構この1点で、条件が決まってくる面があります。
不確定要素、変動要素を極力減らすこと。安定性重視。カッコよさは二の次三の次。下半身は何を装着してもしなくても良し。
これらを念頭において、まずはハード回りから。
まずはこれでしょ(ハード編)
光ブロードバンド
これです。多くの学生の動画がリアルタイムにやってくる。ネットワークが貧弱だと、あるあるで出てくるみたいに、画面が止まったり音が途切れたりします。
ハード編としておいていきなりこれですが、ハードなのか?ハードはありますからハードですね。
今、結構安いのもあります。自分はスタイルとしてあちこち型なのでWi-MAXでしたが、有線ネットワークが望ましいです。
ただ、ZOOMもTeamsもLINEも色々と試しましたが、実際にWi-MAXでネットワークの不足を感じたことはありませんでした。
どうしてもモバイルが必要、という人はLTEより消費データ量を考えなくてよいWi-MAXの方が安心です。(LTE併用にすると、LTE側の制限が先にかかるモデルもあります。Wi-MAXのみ、のモードで運用した方が安全です)
なので、
- 光ブロードバンド
- 次点:Wi-MAX
です。注意として、Wi-MAXは使用場所によって電波の入り方が違いますので、実際に講義を行う場所で使えるか?という点はあらかじめ確認が必要です。(お試しもできるようです)
有線ルータ
無線環境は、しばしば外部の電波干渉の影響を受けまくります。なので、
壁→ルータ→(Ethernetケーブル)→PC
というつなぎ方が一番安定します。電子レンジの干渉とかは、自宅からお届けの場合、怖くて怖くて。
無線ルータを日ごろ使っている人も、Etherケーブルを挿す口があると思うので、ケーブルを買ってつなぐべし。人によっては、
壁→無線ルータ→(Ethernetケーブル)→USB Ethernetアダプタ→PC
となるケースもあるかと思います。私のPCはスロットがミニマムでUSB一個、マイクロHDMI一個、しかなかったので。
有線マウス
これも、無線禁止。しかも、色々なプログラムができて超高級で、というのも禁止。故障リスクを最低に抑えることを目指すべきです。
実際、講義中にマウスがうまく動かないぞ、なんだこりゃ、の混乱した現場を見たことがありますが、原因は無線マウスの電池切れでした。
有線マイク付きヘッドセット
これは、重要度で言えば2番目くらいか。
音質という点ではあった方が良いです。ノートPCであれば、最初からカメラとマイクとスピーカーがあるモデルがほとんどです。場合によっては外側のデバイスは極力なくしたいので、問題なければ内臓のセットで済ます、ということも事故回避には良い。
デスクトップの場合は、カメラ、マイク、スピーカーが無いものも多いわけで、こうなるとどうしても必要になります。
ハウリング対策にもなります。カッコいいのがゲーム用で出てますね。学生が買えないモデルを装着することで、大人の力を見せつける、という効果も狙うことができそうです。
↓こちらも有線モデル。
カメラ
マイク
ヘッドセット側にマイクがあれば不要ですが、ノートPCの場合、薄っぺらい筺体に納める都合上、結構影響は受けます。これも、外側デバイス減らすの法則とは反しますが、内臓マイクの性能が低い場合はどうしようもない。
この場合、安いマイクを買うと、あまり内臓と差が出ません。私は音響メーカーの下記モデルを使ってました。格好悪い?いいんです。確実に動けば。
この確実という部分、良く製品紹介部分のテキストを読んでください。
つまり、故障は動くところから始まるのです。ライブ系の現場でもナレーション録りでも使うので、絶対に故障は避けたい。なので、私の仲間もこのスイッチ無し、を選ぶことが多いです。SUREなので声の拾いはまったく申し分ありません。
スピーカー
これは、非常に難しい。外部デバイスを使う、という意味では避けるべきといいながら、ノートPCのスピーカーでは・・・という音質問題。
しかし。ハウリング問題もあります。なので、使わなくても良いかも。
色々な音響デバイスをバラバラに用意すると、このハウリングの危険が高まってきます。いわゆる、会議用スピーカーマイク、であれば、そのあたりを一体で設計できるのですが、多人数がしゃべらないリモート講義では最低ヘッドセット、自分の場合確実性まで考えて内臓で乗り切りました。
でも、会議も行う、という場合は、色々と選択肢はあります。
まとめ(ハード)
- 無線は極力使わない
- 外部デバイスは極力使わない
- でも、大人の経済力を見せつけるべし
ソフトは
・・・ZOOMやらTeamsやらがいいんじゃないの?
↑投げやりですが、なぜかというと、顧客が指定する場合がほとんどなのです。まあ、どれを使ってもやりたい最低限のところはできるから、慣れれば同じかなぁ。