三味線 チョッパー奏法元祖、リズムもメロディもお任せの邦楽スター
日本の音楽教育、明治は洋楽一辺倒
このブログ初の邦楽器。
この単元の題名は、秋田大学教育文化学部研究紀要 教育科学部のレポートの冒頭にあったものです。
日本の音楽教育は、明治に欧州から取り入れたプログラムで進められて来ました。欧州流偏重、って表現したい面も多々。伊福部昭の当時の扱いなどを見るとその辺が分かります。
東北芸術文化学会の論文もぜひ
日本の音楽を学ぶ機会
いろんな意味で世界から学ぶ、というのは良い面もあるのですが、日本人が日本古来の音楽文化を学ぶ機会は少ないと感じていました。
そんな自分も、邦楽はちゃんと接した事が無く。歳を経るごとにこれはいかんなー、と思っていたので、仕事で生演奏が入る舞台に関わった時、三味線奏者とたくさん話をさせていただきました。しつこくてごめん<m(__)m>
きっかけはそれでいい
その奏者、そもそものきっかけは「格好良いから」だそうです。
そう、格好良いと思います。
と単純に言ってしまいましたが、三味線も素朴な小唄の伴奏から激しい津軽三味線からダンサブルな蛇皮線など、日本の中の地域ごとや階層ごとの文化により色々。 個人的にはベース弾きなので、津軽三味線スタイルが好み。この演奏者もそうでした。
ちょっと貸してもらってビクついたこと
ちょっと貸してもらって演奏してみたけど、フレットレスはコントラバス経験者なのでOK、調弦を4度上がりにしたら、それなりに音は取れ。
しかし、あのネックと弦とバチは慣れないと難しい。特に、皮を破ってしまいそうなとんがった部分。ヒヤヒヤしながら触りましたが。 でも、慣れればそんなに特殊な感じでも無さそう。
学校教育で楽器に触ることも含め、邦楽をもっとちゃんとやって欲しかった。 この辺りは踏み込むと簡単に浮上できないくらい大変そうな問題がありそうなので、今後の邦楽関係者を応援します!に留めておきます。
吹奏楽の曲で、しばしば日本の曲をモチーフにしたものも有ります。そんな切り口も増えるといい。
吹奏楽の編成で触れた「日本」
自分がやったので覚えてるのは
- 八木節モチーフの曲
- 木挽歌
- 課題曲の沖縄民謡モチーフ曲
です。もっとあったかもしれないけど、記憶の中ではこのあたり。
また、オケでは
- シンフォニア・タプカーラ
を。
楽器も含め、まだまだ楽しさを隠し持ってる領域。そんで、まだまだ弾いてみたい楽器も多数。 その中でも三味線、ちゃんと習いたい一つです。
↑蛇模様!!!