女王感満載の超広音域の表現者
(本格的には未経験)
演奏者とリンクするイメージ
木琴の仲間の女王、って勝手に思ってます。
黒髪ストレートな演奏者がクールに熱くパフォーマンスするイメージが勝手に頭に浮かぶからです。
個人的イメージなのです。
音響的にみてみると
音響的には振動が続きにくい素材を発音体にしてます。かつ、音を増幅する大袈裟な仕掛けも入れず、演奏者のパワーコントロールをそのままダイナミックレンジとする、極めて原始的な仕組み。
産まれたときからそんなに変わらないタイプだと思います。 でも、その結果、演奏者の腕がダイレクトに出てくる魅力もありそうです。
出てくる音は可憐な響き、パワフルで原初的なサウンド、両方を内包する表現幅。
可憐とパワフル。なので、「お嬢様」ではなく「女王様」なのです。
サスティンは短いながらも、こちらも和声も魅力。柔らかいけど鋭い立ち上がりでピチカート的な目立ち方を作れます。少ないデータ数でサンプリングしてもその良さが出るので、ゲームでも使いたくなる音でした。
構造的特長
楽器の特性としては「デカい」。あと、「タイヤ付いてる」。
学生時代、車を持ってなかった奴が、公道を楽器の姿そのままで長距離転がして来た事案がありました。そうなると、
- 減衰装置付き大径タイヤ
- ブレーキ
- ハンドル
を付ければ、そういう移動方法にも耐えますね。 さらにエンジンと保安部品つけて…
ナンバー付けて陸運局に届けて…(←↑無駄な行)
低音の魅力
マリンバの音色で個人的に好きなのは低音。基音は早々に減衰して、倍音で音程を残す不思議な感じは、他の低音楽器では出せない、何か「空間」を感じさせる印象。
なので、ピアノ+ソロ楽器、という組み合わせは多いけど、楽器によってはマリンバと組み合わせる事で、新たな魅力も出る気がします。
また、低域を自分で確保できるところから、ソロで世界観を作れるところも魅力です。
じつはデジタルとも相性が良い
上にも書きましたが、DTM界隈では電子的に作りにくい音だった頃があり、サンプリング方式が主流になってきたら結構多用されてました。特に、メモリが少なかった時は、マリンバの減衰の短さをそのまま利用して、丸録りしたり。
サンプリングが主流になった時のゲームマシンと言えばやはり代表的なのはスーパーファミコン。
ロンチタイトルのスーパーマリオワールドの音は、マリンバの響きをうまく架空の世界の音楽に利用しています。