モテ楽器への遥かなる道のり
そんで、↑ユーフォの絵が見つからなかった・・・
さて。
出世魚
今風に「ユーフォニアム」と書いてみました。自分が吹いていた時は、
- クラブ名称は吹奏楽部orブラバン
- 楽器名はユーフォニウム
それが、吹部になったり、アムになったり。出世魚ならぬ、出世楽器とも呼ばれたり呼ばれなかったり。
ちなみに音響アカデミー界隈では、アコースティックではなくアクースティック、と発音する方もいます。アコギではなくアクギになりますが、誰も言ってませんね。
モテたい(実体験)
思春期の健康な男子のモテたい欲求は異常です。
そんな時期に吹部は男女構成で行くと女子優勢、女子との触れ合い頻度も高く、うっかりするとモテてる気になりますが、間違いです。
女子比率が一定を越えると、ある種の勢力図ができあがり、滅多な動きができなくなる弊害も。 そんなことばかり考えてる時期に…
モテ楽器、非モテ楽器
当然「モテ楽器」と「非モテ楽器」が出てきます。 女子が多い吹部=モテるかも!?が幻想であることに気付くと、いわゆる「非吹部女子」を意識せざるを得くなります。
すると、果たして自分の楽器は「モテ楽器」なのか?と考える現象がありました。
その頃の自分の楽器変遷を振り返ってみます。
- トランペット挫折(中一)
- からのコントラバス(中一〜中二)
- からの人不足でチューバ(中三)
右肩下がりですね。しかも、このあと男子校に進学してしまう、という愚かな進路を選択いたしました。
モテ楽器は?非モテ楽器は?
個人的なモテ楽器ランキング!
華やかさや知名度やここ1番の破壊力のトランペット
やはりトランペットを挙げます。出番、見た目、フレーズの特異性、持ち歩いて見せびらかすチャンスも。分かりやすいスターも多い、その辺で吹いても分かってくれるフレーズも多々(関西方面では吉本新喜劇のオープニング)。
ちょっと大人の匂いのサックス
次いでサックス。
こちらは元気いっぱい!というよりも少し大人の世界が見えるような使われ方も浸透してます。音もちょっと含蓄のある感じ。
クラリネット
言わずと知れた吹奏楽部の最大派閥。奏でるフレーズのメイン感、出番の多さは間違いなくNo.1。
じゃあ、自分のやってた楽器は?
大人の渋さを理解した年代にはコントラバスも無くはないですが、中学生にはまだ早い。チューバは言うまでもなく。椅子に一緒に座る楽器ですよ。操るアクションも無理。(見た目超重視)
その後の変遷で選んだ楽器は
男子校に進学するというモテ欲求に対しては愚行を冒してしまった自分は、さらに選択を間違えます。ほぼ強制的に、ではありましたが、ユーフォに選ばれてしまいました。
ここでモテ欲求は妄想レベルに発展。なぜなら、女子という生き物がいない世界だったので、妄想ばかりが膨らみます。そこでのユーフォ。
分析するといくつか「非モテ」の要素があります。
- 一般人知名度ほぼ0
- 赤ちゃん抱いてるみたい
- 柔らかい印象で地味風味
- 不思議なケース
決して音楽性への否定はありません、モテバカ男子の他楽器へのやっかみだけ。
アニメ登場!
そんな中で、ユーフォの名を冠したアニメが出るなんて、と感無量です。
個人的見解として、ユーフォは比較的最初の「吹ける」段階には行きやすい楽器のイメージ。唇の酷使の具合や、スライドではなくピストンであるところ、息の通りも比較的ニュートラル、担当する楽曲のパーツもバランス良く。
つまり。楽器としては良いのです。
非モテからの脱却は、キャンペーンなどで十分可能なポテンシャルがある楽器でもある。
ユーフォニアムをモテ楽器にする作戦!
まず必要なのはスターシステムでしょう。
アニメで上々の滑り出しができたので、次は有名芸能人でユーフォ経験者を発掘、全日本ユーフォ向上委員会名誉会長に据え、事あるごとにTwitterで情報発信、ユーフォ族のアイコン的バンドも稼働させる。
映画界隈とも連携し、映画挿入曲もそのバンドに担当してもらう。 まずは音色の素晴らしさも重要なアピールポイント。映画版の例のアニメの続編ではやるべきでしょう。 …妄想ですから。もうやってるかも知れませんから。