優しさの勝手なイメージ
(本格的には未経験)
狭き門
フルートは狭き門。中学吹奏楽界隈で女子人気が高いパート。
「希望したけど落とされました」という過去から、フルートそのものや、フルート奏者に恨みを持つ層も多数いるのではないかと。(という想像です)
人気と人数のバランスが非常に悪い。認知度から見るとかなりメジャークラスなのに、必要人数が編成上少ない。
これは、他のパートでも起こりえる問題です。希望楽器と実際の担当、って問題は割と集団生活的に根深いものがあります。
多分クラ、フルートの人気は拮抗してるかもしれないけど、パートとして抱える人数が違う。 そうするとフルートはより高いセレクションを勝ち抜いた事になります。
結果、クラと違って集団の数が小さくなります。そうすると、自動ヒエラルキーが産まれにくく、結果、大人しめの集団になってる印象。印象ですから。主観だし。
- クラ=軍団
- フルート=お嬢様
主観です。
お嬢様が使うからと言って、決して値段が高い楽器ばかりじゃないのもなんというか、奥ゆかしい・・・
問題はセレクション方法
狭き門、というところで発生する問題があります。
部活内の先輩後輩の関係で、中学二年生が中学一年生の唇の形などを見ました的な感じで決めたりしている例を聞いたことがあります。事実、自分の中学でも確かそんな感じのことが。
全員が希望の楽器が出来ない、という時点で結構な運命の分かれ道ですけど、その道標を中2がやってますか。 鼻垂れがより垂れてない奴に審査される図。問題はありますね。この件も。
希望をする側も超初心者
就職希望調査と同じで、この手の第一志望を書く側の知識に乏しさは考えないといけません。
ユーフォ知ってます?吹奏楽における編成の意味は?オケ作品をこのバンドがどのくらいやるの?毎日どんなトレーニングが必要なの?
誰も中1の春には答えられないはず。なのに、その時点で希望を聞いて、なんだかわからない理由で割り振りされる。
それも出会いですが、変なわだかまりが無い方が良いでしょう。
ならばどうする?セレクション方法提案
まずは見学週間。全員毎日違うパートの見学を行う。もちろん全員が一度に同じパートにしないで、グループ作ってずらしながら。
1周目が終わったら、気になるパートを選んで回る2周目に。ここも複数パート。 もちろん、迎える側も頑張る。お茶やお菓子で接待だ。うそ。
迎える側としては、
- 楽器の魅力
- バンドの中でのやりがいのある役割
- パートの結束力
- 日頃の練習
- 丁寧に指導しますよ
- 試奏の指導
などを、実演交えてアピール。
そして、第三希望まで出して、後は被りはジャンケン、面談などで調整。勝手に決められるのは辛いから理由はちゃんと分かるようにしてあげたいです。
脱線したのでフルートの話に戻る…超主観
この脱線部分は、非常に重要なので、後程まとめて他のパートで深堀してみます。
さて、フルートの話から、パート決め大作戦に大幅に脱線しました。戻ります。
そんなこんなで決まったフルート。イメージはこんな風に感じてます。
- クラ=色々な連中が賑やか
- フルート=黒髪ロングがたおやかに、さらに高確率でピアノも弾ける
(主観ですから) 完全に思い出してます…でもだいたい合ってます…
楽器としての特性
まずは音響的な特性。
楽器としては吹奏楽編成中、数少ないエアリード。円筒管でサイン波に近い音色。きらびやかなイメージはあるが、極めて波形としては素直。
さらに編成上の特性。
その音色で、バンドの大音量では目立たない印象も。 また、サックスのように低音の族楽器の展開はあまり無く、アンサンブルはどうしてもピアノ伴奏や他の低音楽器と組む必要もある。
さらに、ジャンル的な展開も考えてみますと。
運指が割とサックスに似ている、と言うことで、ポップス方面では持ち替えも見られます。自分もやってみた訳ですが… 音は出てそれなりにフレーズも吹けますが、効率的な息遣いに行くまでに苦しさが勝り、断念。今やりたいですけどね。 あとポップス方面展開はその素直すぎる音色のせいなのか割と少ない。
音楽ジャンルのバリエーションは?
ポップスのメジャーとしてはヒューバート・ロウズくらいしか知らない。でも、やっぱり音域が高い方でどうしても偏る印象。 ならばアルトフルートなら、と探してみたがあまりポップス展開は少なく。 自分の領域に重ならないのです。 お、日本に低音フルートユニットがありますね。楽器も面白い。
吹奏楽編成ではフルート、ピッコロ、たまにアルト、くらいですが、当然楽器としては低音展開はされています。
フルートにも「コントラバスフルート」が存在します。4!
だいたい「コントラバス」と付く仲間は、フルートも含め、デザインがなかなか面白い事になりますね。
一度でいいから見てみたい、コントラバスだらけの演奏会!? ←題名のない音楽会でやりそうな企画だ。
可搬性ナンバー1
そんな低音のフルートはあんまり見かけません。一般サイズに戻ると、恐らく吹奏楽界隈では「持ち運びがしやすい楽器」ランキングの上位でしょう。 チューバのケースをもう1人が支えて1人が自転車押して…みたいなのから比べると、大違い。少し大きめの鞄ならケースごと入ってしまい。 羨ましかったんですよ、本当に。
ギャーギャー騒ぎながら自転車で苦労してチューバを運ぶ中坊の自分、そのはるか先に、おしゃれなカバンを下げて涼し気に歩くフルートパート・・・
結局悪ガキどもとはしゃいでいるうち、フルートのお嬢様方と仲良くなるチャンスが無かった、というどうでもいい後悔が頭に浮かびました。 本当にどうでもいい。
優秀な廉価版
超攻撃的楽器でも特集したいのですが、プラスチックで楽器を作るアプローチ。実は、フルートは構造も特性も、プラスチックで作るのに非常に相性が良い。金属管でなく木製の楽器もありますが、素材特性から、結構木製フルートっぽい音が得られる。時間があったらこれ買うぞ、と思ってます。ちなみに、冬に唇が冷たくない、という利点も。