0009: サックス セカンド楽器にも最適な特性

セカンド楽器にも最適な特性

自分にとって多数の楽器の寄り道ライフの入り口的な存在です。

それまでは顧問に言われてフラフラしてたけど、担当外の楽器には手を出してませんでした。

でも、ある年の合宿中、ある課題曲のアルトサックスソロを戯れに吹いてみたら、本職より上手いんじゃないか、的な演奏ができて。ちなみにその時は確かユーフォでした。

ちょっと他の楽器をやっていた人なら音は出ますよね。運指は基本リコーダー。

比較的習得は容易

上手に吹けましたね、的に思ったポイントはビブラート。ユーフォではビブラートも使っていたから、サックス用にモディファイしてやってみたら、特に何も苦労なくできました。 自分の中でモテ楽器ですから、暇を見つけては吹いていたら、割と上達も早く。

  • 電車の窓から出しても音が出る
  • 運指はリコーダー
  • サボってもあまり技量が落ちない

という伝説があります。

実際、普通に暇つぶしに遊んでいるだけで、いつの間にか普通に吹ける楽器になっていました。もちろん、自分が他の楽器をやっていた、というスタートの有利さはあります。

色々な人におすすめしました

こりゃー伝説は本当だな、と。 現在、色んな人にサックスを勧めてます。楽譜が読めれば、割とすんなり吹けるようになる。 オススメポイントは

  • 割と楽器が高いから競争相手が少ない
  • 難しいと思われてる
  • なんかガチャガチャメカが…
  • 練習さぼっても金管ほど落ちない

最初の教え子は、ピアノしかやった事なかったけど、その日のうちに単純なメロディラインなら吹けるようになり。

あとは一気に沼にはまり込んで行きました。 語弊がないように言えば、簡単というのは「ある一定のところまで行くのは」です。みんなで遊べるようになるまではやはり早い。そこから上はもちろん切磋琢磨をするいばらの道がちゃんとあります。

お勧めポイントで

  • 楽器の値段が高い

は、社会人の余裕で、その辺の若者が手を出せないレベルって事です。この教え子も、すぐに楽器買いました。一丁あがり。

自分は吹奏楽部じゃなく、遊び、でもバックバンド問題

遊ぶと言っても、中学・高校の仲間内はギターバンドが多く、チェッカーズもまだデビューしてない頃は、あまり必要とされる曲やアーチストは少なかった。自然とJAZZやフュージョン系を聴くようになりました。

渡辺貞夫、ネイティブサン辺りをコピーしてたりしましたが、ここで問題が。バックが簡単に見つからないのです。 スクエアさん辺りが流行って来た時期ならもう少し苦労は無かったかも。 そんな訳で多少自習が増えましたが。



大学に行ったら一転。

いきなりレベルが違う。バンドの力量もすごいし、サックス吹きもすごい。

しかも、吹き方が違う、と初めて気付く。

サブトーンです。いまだにどうもしっくりこない。歯の圧でコントロールする癖が抜けず、リードを噛み砕きそうになります。

でも、吹奏楽の吹き方だとできない表現力は魅力。両刀使いは居るんだろうか。

楽譜問題はいまだに解決案が無く・・・

もう一つ吹奏楽の洗礼が楽譜。 移調ドで書かれた楽譜に慣れすぎ、C譜に向かうと頭の中で変換する癖が抜けず。

訓練だと思うけど、吹奏楽よりバンドで楽しみたい初心者に教える時に迷う。これはあるあるだと思うがどうでしょう?

あるジャンルは出番多すぎ問題

もう一つ、大学のある地域は、オールディーズが割と好まれてたから、今度は出番が多すぎ問題が勃発しました。しょうがないからテナーも買いました。

そこで分かった事。

通りすがりの犬
アルトのケースは電車で座れるが、テナーは座れない。

 

今流行りの楽器の形したケースでは安定が悪いです。昔のガッチリした箱の話。

楽器の特性について。

一応、楽器についてまじめに考えてみましょう。

  • 比較的音程も安定していくせにコントロールも容易
  • 上から下まであまりパワーや奏法の差を付けずに吹ける
  • オーボエさん達ほどリードに気を使わない
  • おつゆもそんなに出ない
  • 結構入り組んでて掃除しにくい
  • モテ方面の社会認知

やはり、とっつきは良さそう。下から二番目の項目は違いますけど。

音色について

  • サブトーン、クラシックのくわえ方で偉く違う
  • 安い楽器はすぐ天井が見える鳴り方で、表現幅が小さい
  • 上達すると抵抗感をある程度欲するようになる

周辺機器

  • リードは自分で調整すればハズレは減る
  • 昔のストラップは頚動脈を締め付ける
  • 不要な振動を抑えるプレートがある
  • 樹脂リードの品質や選択肢が増えた

こういうところも少しずつ進化してますね。

ブランドとしてもセカンドラインが充実

かつては、国産ではYAMAHA、YANAGISAWA、海外ではセルマー、クラシック好きに人気なビュッフェ・クランポン、が主流の世界に、突如台湾メーカーが参戦。元々OEM製造をしていた会社が自社ブランドを立ち上げ・・・という流れ。

当時はジュピターが、ほぼセルマー的なモデルをかなり安価で提供。

品質はバラつきがあるともいわれながら、結構何個も吹いてみましたが、そんな心配もあまりなく。今は、シルフィードや、ポップス方面からキャノンボール、さらにプラスチックサックスとしてバイブラートなどなど。安くて良い楽器も手に入りやすく。

ますますセカンド楽器としてどうでしょう、と状況になってきましたな。

そんなわけでそこのギター弾き、いきなりサックスを吹いてみんなをびっくりさせてみませんか?すぐ上手になりますよ。(私が教えれば)



サックスの写真
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