プラスチックサックス Vibrato AS-1
これを楽器フェアで見つけた時の衝撃ったら。 まずは見た目に驚き、軽さに驚き、吹いたらまともに鳴るのに驚き。 ポチりそうになる5秒前、がずーっと続いてる楽器です。
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吹いてみたら案外渋い（楽器フェアで）
プラスチックと金属は、振動の仕方がだいぶ違います。密度や剛性などの違いから、どうしてもプラスチックは震動しにくい。
しかし。
自分はヤナギサワのわりと鳴らすのに抵抗感がある楽器を吹いていたので、プラスチックの鳴りの多少の悪さはどっちかと言えば好みでした。ビンテージ風の渋い音色、と感じました。
プラスチックと書きましたが、実際はポリカーボネイトで、思ったより剛生もあって、響きもあります。震動しにくいといっても、見出しの通り、「渋い」感じです。
世界初！かと思ったら
昔からあるんです。ただ、キーを操作するロッドは真鍮製のようで、バイブラートのように、「意地でも全部プラスチック！」ではありません。
プラスチックは金属の型に溶かした樹脂を流し込めば、均一＆安く＆軽く作れる、という点では、非常に合理的です。
だけど、剛性が低いのと、励起振動は起こりにくいから、音の安定感は少し低くなります。
なので初心者より経験者が遊ぶ方がストレスは少ないと思います。
そういう側面よりもっとすごいのが、
- 水洗い出来るんですよ！
- 海辺に持っていっても安全ですよ！
- ストラップ無くてもなんとかなりますよ！
といった特長。こんな楽器、いままでありませんでした。
願わくば
このメーカーにはバリトン作ってもらいたいかなー。 簡単に買えないし、でも安いメーカーのものは怖いし、重いし…みたいな事を考えると。剛性がアルトですら得られてないから、無茶かな。 頑張って欲しいもんだなー。こう言うメーカー大好き。
ここですね。↓
ほかにもたくさんあります。↓こちらでプラスチック楽器もまとめて紹介してます。
プラスチック楽器だけのバンド、おすすめ編成。トランペットは豊富だな～
