全盲の部下を持って② 超能力!?
逆に高い能力
視覚に障害を持って日常を生活をしていく。もちろん見えている自分にとっては、想像だけでは絶対追いつかない困難さ、ストレス、危険があると思ってます。想像力は大切ですが、それだけでは追いつかない事も多々あります。
しかし、当人にとって。その状態が「日常」。そこで起こる事は毎日の事。困難でもストレスでも危険でも毎日やってくる事項。
そうなると、我々から見たら驚くような事を彼らはやってのける。
音響情報による空間把握能力
渋谷駅で待ち合わせをした時のこと。自分はあまり慣れておらず、視覚障害を持つ彼は毎日の利用。
自分の肘につかまってもらって、エスコートしてるつもりで歩いていたら「そっちじゃ無いっす」と言われびっくり。
彼は、改札の音、そこから出てくる人の騒音でその場所を特定しており、コースとは違うことが分かったという状態。
我々は視覚情報のウエイトが高いのは当然ですが、それが無い彼にとっては音響情報が周囲を把握する情報。ランドスケープという言葉に対してサウンドスケープというのがありますが、まさにそれ。
もう一つ。「記憶力」。我々は分からなければ看板を見て先に行くべき道を探せる。その情報が無い彼らにとって未知の経路は全くの荒野状態。その代わり、一度通った経路を徹底的に記憶するわけです。
今回の強力な能力
ということでまとめ
- 音響情報による空間把握能力
- それをしっかり活かす記憶能力
これは絶対に彼らには勝てません!